東芝キヤリア社会・環境報告書 2012年
25/36

24東芝キヤリアグループ 社会・環境報告書 2012マテリアルバランスMaterial Balance材料的收支比例さまざまな工夫で環境負荷低減への取り組みを東芝キヤリアグループの事業活動では、多岐にわたる資源が投入され、環境負荷として排出されています。このデータを投入量(INPUT)と排出量(OUTPUT)に分けて表示し、物質の収支を表したものがマテリアルバランスです。投入量では、鉄・銅・アルミなどの金属材料が資源・原材料の約8割を占めています。これは、熱交換器・コンプレッサー・室外機筐きょう体たいなどの製造が多いためです。生産時の端材を減らす設計、別の部品への転用など、廃棄物低減の工夫に取り組んでいます。※詳しくは、下記ホームページをご覧ください。http://www.toshiba-carrier.co.jp/company/csr/index_j.htm環境会計Environmental Accounting环境会计企業価値向上の指針として環境会計を実施東芝キヤリアグループでは、1999年から環境会計を導入しています。環境経営にかかわるコストとその効果を定量的に把握し、企業活動の指針として活用しています。分類や算出方法は、環境省「環境会計ガイドライン(2005年度版)」に準拠し、効果は環境負荷低減を金額に換算しています。※詳しくは、下記ホームページをご覧ください。http://www.toshiba-carrier.co.jp/company/csr/index_j.htm輸送Transport输送CO2排出量を抑制する輸送を実践東芝ロジスティクス株式会社と共同で、輸送経路の最適化を推進しています。主要輸送経路に使用するトラックの大型化および積載効率の向上、JRコンテナ・フェリーの活用、航空輸送の抑制によりCO2排出量の削減を図っています。2011年度の輸送にかかわるCO2排出量の売上高原単位※は、4.30t-CO2/億円となり、基準年2006年度と比較して約9%の減少でした。※原単位は、実質売上高(=売上高/日銀企業物価指数(電気機器)の比較年との比)を採用しています。■ 化学物質排出量の推移20.720.728.728.719.619.613.413.410.810.89.49.410.710.78.68.69.29.26.26.2100101.3101.368.768.756.356.346.346.361.961.953.553.536.236.233.233.230.330.321.921.968.858.445.955.948.436.132.230.421.6PRTR対象排出量(t)PRTR対象外排出量(t)20002001200220032004200520062007200820097.97.926.526.526.520106.86.819.919.920.52011(年度)基準年との比較(%)化学物質管理Chemical Substance Management化学物质管理化学物質管理と土壌・地下水浄化を徹底的に東芝キヤリアグループは、化学物質について「できるだけ使用しない」「可能な限り削減・代替を進める」「適正な管理を行う」という基準に従い、取扱量と排出量の両方で大幅な削減を行ってきました。基準年からは約79%の削減となり、52%削減目標をクリアしました。また、事業所の土壌・地下水汚染を把握し、浄化に取り組んでいます。過去に汚染が確認された富士事業所と津山事業所では、汚染の浄化・モニタリングを行っています。■ 2011年度拠点別取扱量■ 2011年度拠点別排出量津山事業所10.9% (8.5 t)富士事業所 86.6% (67.7 t)富士冷熱工業(株) 2.5% (2 t)化学物質取扱量78.2 t津山事業所6.9% (1.8 t)富士事業所 86.5% (23.1 t)富士冷熱工業(株) 6.6% (1.8 t)化学物質排出量26.7 t※詳しくは、下記ホームページをご覧ください。http://www.toshiba-carrier.co.jp/company/csr/index_j.htmふ増やすのは、電力量ではなく、節約の心得(営業部門/環境省査察官)

元のページ  ../index.html#25

このブックを見る