東芝キヤリア社会・環境報告書 2012年
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コンプレッサー製造部門主藤 淳一 児童は、大学生に自分が感じたことを話します。大学生は、児童の思いを尊重して記事作成をアドバイスします。富士事業所が提供した見学内容に関するさまざまな資料も参考にしながら、カラフルな絵や図が取り入れられた各ペアの記事ができあがり、大きな用紙に割り付けられていきます。約2時間、記事作成に費やす時間の中で児童と大学生との会話が弾み、見学してきた富士事業所の環境活動が皆の頭の中に再現されていきました。フロンの見える化、製造工程で出た端材のリサイクル、水処理の方法など、自分たちの暮らしにかかわる空調機器ができる過程で、どのような環境活動が実施されているかを肌で感じることができたのではないでしょうか。両チームが、完成した新聞を囲んだときの表情は、充実感にあふれたものばかりでした。 エアコンのいろんなことが分かって、とてもおもしろかったです。特に、エアコンをつくる途中で出るたくさんの材料をむだにしないで、リサイクルしていることがよく分かりました。新聞づくりは時間が短くてたいへんでしたが、がんばって何とか仕上げることができました。大学生のお兄さんやお姉さんは、とてもやさしく教えてくれました。またやってみたいです。 事前に見学を行い、自分たちで新聞をつくってみてから本番に臨みました。最も難しいと考えていたことは、時間内に新聞を仕上げることができるかということでした。事前の下見後は皆で作戦会議を行い、新聞紙面の割り付けを前もって決める、掲載記事ごとに分担を決めて小学生とペアになる、などの方針を立てて実施したところ、懸念していた課題をクリアできました。初めての試みに戸惑いもありましたが、貴重な経験になったと思います。 見学後に新聞づくりを実施したのは初めてです。予期せぬ質問もあり、答えに困る場面もありましたが、総じて富士事業所の環境活動を理解していただけたと思います。ふれあいを通じて私たちの取り組みをご理解いただき、「新聞」という1つの形に仕上げる企画にトライしたことは、たいへん意義深いものだったと思います。小学生 大学生コミュニケーションで再現される事業所の環境活動新聞づくりの感想富士事業所説明員生が、富士事業所の環境活動を取材。テーマはコンプレッサーと排水処理。Aチームリーダー石田 かおるさんBチームリーダー杉山 愛里沙さんテーマはエアコンとリサイクル!30東芝キヤリアグループ 社会・環境報告書 2012新聞づくりの感想新聞づくりの感想生が、富士事業所の環境活動を取材。み見える化で 節電意識 高めよう(技術部門/初代エコピープル) ※詳しくは、下記ホームページをご覧ください。http://www.toshiba-carrier.co.jp/company/csr/index_j.htm

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