東芝キヤリア社会・環境報告書 2012年
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●世界人口の推移出典 : 総務省統計局「国勢調査」「人口推計」および国立社会保障・人口問題研究所   「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」加工サンプルA1990年2000年2020年2050年2100年●世界人口の推移出典 : 総務省統計局「国勢調査」「人口推計」および国立社会保障・人口問題研究所  「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」1990年2000年2020年2050年2100年53億人61億人76億人(予測)93億人(予測)100億人突破(予測)93億人(予測)100億人突破(予測) 既に70億を突破した人口は、あと100年足らずで100億人に達するといわれています。人口の増加は、私たちの生活にどのような影響を及ぼすのでしょうか。暮らしや産業を支えるエネルギーの大量消費はもちろん、「衣・食・住」それぞれの分野で消費の増加が起こることは間違いないでしょう。中でも、食糧消費の増大はこれからの大きなテーマです。仮に、今と同じレベルの栄養状態を維持しようとすれば、2倍以上の食糧供給が必要になるともいわれています。人口100億人時代が到来するころは日本の人口は逆に減少し、1億人をはるかに下回るといわれますが、現在の途上国が経済的に発展していくことで、農村部から都市部への人口移動、さらに、先進諸国への国際移動も考えられます。人口問題を地球全体でみて、100億人時代に対応するバランス感覚が問われるはずです。 先進国に続き、今後は、新興国の大量生産・大量消費・大量廃棄が増大し、「持続可能な社会」の形成を脅かします。限られた地球の資源では、生産に必要な物質やエネルギーの消費を賄いきれなくなる時が迫っています。また、廃棄物の処理も大きな問題です。「持続可能な社会」を継続するためには、リデュース(なるべく使わない)、リユース(何度か使う)、リサイクル(再生して使う)という「循環型社会」の形成が重要になります。例えば、エネルギー消費では、環境調和型の製品を使うことにより「エネルギーの使用を最小限に抑える/リデュース」「排熱が利用できる/リユース」「太陽光や風力などの再生エネルギーを利用する/リサイクル」ことが重要です。さらにヒートポンプを利用すれば、化石燃料を使用せず、投入エネルギーの何倍かのエネルギーを取り出すことができます。最適なエネルギーの利用方法をバランス良く適材適所で使用することで、ムダを省いた「持続可能な社会」を形成できる可能性を見いだすことができます。人口増で、こんなところにも影響が!?「持続と循環」地球が取り組むテーマ地球や未来社会とも釣り合私たちが暮らす地球に目を向けてみましょう。地球環境へ影響を及ぼすさまざまな要因について、私たちがどのようなバランス感覚をもてるかが重要です。Environment自然環境3Relationship Balancing with the Globe and Future Society /  ユニバーサルスマートエックス(USX)CAONS45MiNi-SMMS7東芝キヤリアグループ 社会・環境報告書 2012ち地球は僕らの宝物 みんなで守ろう豊かな自然(関係会社/遠藤 恵子) り理屈より実行してます 節電対策(関係会社/羽柴 實)

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