東芝キヤリア社会・環境報告書 2013年
23/32

安全公園では温度計で水温をチェック(左)。また夏でも冷たい水の中で泳いでいるコイを観察(右)。ビオトープでは、メダカ・トンボ捕りに熱中夏のこの時期は、事業所内でもさまざまな動植物を見かけることができます。最終放流口では、小魚、モクズガニ、トカゲを発見。安全公園には、この夏を生きたたくさんのセミの抜け殻があり、中央の池ではコイが飼育されています。敷地内の道路を挟んで向かいにあるビオトープでは、以前にカルガモの親子が確認されました。また、たくさんのメダカやアメンボも泳いでおり、ヒメシャガやシランなどの植物も生息しています。このように、同じ事業所内でも、水温や気温の違う場所では生息する動植物が違うことを確かめることができました。AIRSに戻っての環境マップづくりは、時間との闘いです。大学生たちの指導のもと、用意された事業所見取り図に、思い思いの自然とのふれあいを感想文にしたためたり、セミの抜け殻を貼り付けてコメントを書き添えたりして、カラフルな環境マップを仕上げました。最後に、児童たちが一日の体験を振り返った時に見せた、貴重な夏の思い出づくりに満足した笑顔が印象的でした。東芝キヤリアの敷地の中は、工場ばかりだと思っていましたが、安全公園やビオトープなどの自然があって、とても環境に優しい会社だと思いました。ビオトープの池には、たくさんのメダカがいて、トンボも飛んできて、工場の中とは思えませんでした。大学生のお兄さんたちが優しく教えてくれたので、マップづくりもうまくいきました。昨年の新聞づくりの時もそうでしたが、事前に事業所を把握しておくのが大切でした。テーマが生物多様性なので、環境マップづくりも動植物の生育が中心になります。場所によって温度の違いがある事業所内で、温度計で数値を確認しながら、自然と生物の関係を児童たちに理解してもらいました。マップを作成している時の児童たちの真剣なまなざしには感動しました。昨年11月につくったビオトープは、カルガモの親子が訪れたことで社内でも話題になりました。初めは数匹のメダカを放流しただけでしたが、その後あっという間に数百匹まで増え、メダカ捕りに熱中する児童たちを見て、自然環境の維持の大切さをあらためて実感しました。メダカの雄雌の見分け方を教えると、驚いていたことも印象的でした。参加した皆さんには富士市の自然の一部を、事業所の中にも発見していただけたと思います。生態系を確認し、マップづくりへ環境マップづくりの感想小学生 大学生富士事業所説明員環境工務 森谷 徹下田路子ゼミの学生が、富士事業所の環境マップづくりに挑戦う環境マップづくり22東芝キヤリアグループ 社会・環境報告書 2013ここまめにスイッチ オンオフで 家計も環境もエコな生活(関係会社/望月 宏昌) ※詳しくは、下記ホームページをご覧ください。http://www.toshiba-carrier.co.jp/company/csr/index_j.htm

元のページ  ../index.html#23

このブックを見る