東芝キヤリア社会・環境報告書 2013年
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皆さんは、お腹がすいたら、ファミレスで食事をしたり、コンビニで食べ物を買ったりすると思います。ハンバーグ、豆腐、ポテトサラダ、お菓子など、私たちが普段食べている食品は、すべて動物や植物などの生き物が原料になっています。例えば、ハンバーグには、牛肉や豚肉、タマネギなどの野菜が使われ、焼く時の油も最近では植物を原料にしたものが多くなりました。コンビニでは、このような加工食品を一定温度で保つ機械も設置され、私たちの「食」を支えています。一方、世界では、いまだに海や山で自然界からの恵みだけで自給自足している民族も少なくありません。動物や魚などは必要な分だけを捕り、自分たちが生きるための食材として使っているのです。「捕りすぎ」によって食材となる資源が絶滅してしまうと、ほかの生き物への影響も出てきて、生態系バランスを崩してしまいます。また、産業が発展することによってもたらされた地球温暖化などの気候変動でも、生態系が崩れてきています。チャコちゃんのお姉さんは、初めは日本と違うオーストラリアの食文化に戸惑いがあったようですね。生きるために必要な食事について、国の習慣や文化の違いによって、食材となる生き物の大切さを理解する貴重な経験をしたと思います。生きるための食事から生物との関係を考えてみましょうチャコちゃんのはてな?身の回りの食材と生物多様性について私のお姉ちゃんは、オーストラリアにホームステイしています。好き嫌いの多いお姉ちゃんは、最初は外国の食事になじめなかったようです。でも最近では、肉や魚もおいしいと言うようになり、料理の写真をメールで送ってきます。住み慣れた環境を離れて、食事の大切さや、食材のありがたみを実感しているようです。私たち人間が生きるために食べることとは、どんな意味があるのですか。生きるために、生物の命の恩恵を忘れてはいけないね先生6東芝キヤリアグループ 社会・環境報告書 2013へ減らそう 二酸化炭素 クールビズで(関係会社/がみ) と戸を開けて エアコンオフで省エネ活動(関係会社/はま)

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