東芝キヤリア株式会社(取締役社長:
不破久温
、本社:東京都港区)と
東京電力株式会社(取締役社長:
清水正孝
、本社:東京都千代田区)は、このたび、空冷式の氷蓄熱ユニットとして業界最高のエネルギー消費効率を達成した「スーパーフレックスモジュールチラー氷蓄熱システム」を共同開発(PDF)し、6月より東芝キヤリアが販売を開始いたします。
両社は、商業施設・複合ビルなど、冷房負荷が昼間に大きく集中する中・大規模建物向けに、夜間電力の活用により昼間の冷房負荷平準化に有効な氷蓄熱ユニットのエネルギー効率向上を目指し、本商品の開発に取り組んでまいりました。
本商品は、高効率空冷ヒートポンプチラー「スーパーフレックスモジュールチラー」注1を氷蓄熱仕様に改良した熱源機と、専用の氷蓄熱槽、制御ユニットをパッケージ化した100US冷凍トン注2相当の氷蓄熱ユニットで、従来の氷蓄熱ユニットや燃焼式の熱源機に比べ、CO2排出量の削減とランニングコストの低減が可能となりました。
なお、本商品は、年間60セットの販売を目指してまいります。
本商品の主な特長は以下のとおりです。
| 1. |
業界最高の製氷COP3.6と追掛運転COP4.6を達成 |
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熱源機の高い部分負荷性能注3を夜間の氷蓄熱運転で最大限に活用し、高効率散水技術の採用により昼間の追掛運転における効率向上を図ることで、業界最高となる熱源機の製氷COP注4 3.6(従来の氷蓄熱ユニットより約4割向上)、および追掛運転COP注4 4.6(従来の氷蓄熱ユニットより約6割向上)を達成しました。
これにより、CO2排出量は、従来の氷蓄熱ユニットに比べ約22%、燃焼式の熱源機に比べ約26%の削減が可能になりました。 |
| 2. |
お得な電気料金メニューの適用で経済的 |
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氷蓄熱式である本商品は、昼間使用する電気を蓄熱により夜間に移行できることと、ピーク時間帯に集中的な放熱制御を行なうことで、お得な電気料金メニューが適用されるため、電気料金の大幅な低減が可能となります。
これにより、ランニングコストは、従来の氷蓄熱ユニットに比べ約30%、燃焼式の熱源機に比べ約33%の低減が可能となりました。
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| 3. |
熱源機と蓄熱槽の分離設置が可能で、設計自由度が大幅に向上 |
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熱源機のポンプ出力強化により、熱源機を蓄熱槽から最大70m離すことができるため、設置制約の多い建物にも柔軟に対応できます。 |
| 4. |
タッチパネル式インターフェイスの採用により使い勝手が向上 |
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出口水温、運転パターン切換、365日運転スケジュールの設定や、運転状態、故障履歴の表示をタッチパネル式とし、お客さまの使い勝手が大幅に向上します。
東芝キヤリアは、本商品の提案によって、お客さまのエネルギーコスト低減のニーズにお応えし、空調システムのさらなる省エネ化を推進することで、業務部門のCO2排出量削減に貢献してまいります。
東京電力は、今後とも高効率・低コストの機器の開発に積極的に取り組み、環境負荷低減に貢献するとともに、お客さまのエネルギーコスト低減のニーズにお応えできるよう努めてまいります。
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以 上
| 注1: |
スーパーフレックスモジュールチラー
大規模空調・産業用プロセス冷却に対応する東芝キヤリアの高効率空冷ヒートポンプチラー。平成18年度省エネ大賞経済産業大臣賞を受賞。 |
| 注2: |
US冷凍トン
1US冷凍トンは、0℃の水2,000ポンドを24時間で0℃の氷に冷却する能力。 |
| 注3: |
部分負荷性能
冷却負荷100%の定格運転時以外、すなわち、負荷が下がったときの運転効率。 |
| 注4: |
製氷COP、追掛運転COP
COP(Coefficient of Performance)は、値が大きいほど省エネルギー性が高いことを示す。ここでは、製氷時(夜間の氷蓄熱運転時)、追掛運転時(昼間に氷蓄熱槽からの放熱だけでは足りない冷房負荷分に対応するための熱源機運転時)のそれぞれにおける熱源機のCOPとしている。なお、ここでのCOPは、50Hzにて算定している。
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