熱源システム総合カタログ2024年3月
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)℃(度温口出水温)℃(差度温口入出90807060504030201004550556070808510090807060504030-30-25-209590-010外気温度(℃DB)-103040435020■一過式ポンプキットの場合熱源機出口水温が設定水温に近づくようにバイパス比率を決定し、三方弁開度を制御します。■循環式ポンプキットの場合熱源機入口水温が運転範囲内に入るようにバイパス比率を決定し、三方弁開度を制御します。設定水温水温最大周波数ポンプ最低周波数出口水温入口水温ポンプキット(別売部品)CAONS700密閉式タンク給水一 過 式(ポンプキット必須)循 環 式6575温水出口温度(℃)ポンプキット(別売部品)ポンプ制御ユニットコントローラーは、各モジュールに搭載されたポンプをインバーター制御することにより、温水流量の許容範囲で各モジュールの出口水温を設定温度に近づけるように流量可変制御を行います。ポンプキット(別売部品)には、使用される熱源機温水出入口温度差(設計温度差)違いにより、一過式、循環式の2つのタイプがあります。設計温度差が15℃未満で使用される場合には循環式を、15℃以上で使用される場合には一過式のタイプを使用してください。温水出入口温度差については、上記(仕様範囲)をご参照ください。なお、一過式ポンプキットと循環式ポンプキットは、三方弁制御のみが異なります。■流量可変制御の概要モジュールの出口水温の平均値と設定出口温度との差及び水温変化の傾向により、ポンプの運転周波数を決定します。圧縮機停止中及び圧縮機起動後1分間は、初期周波数(工場出荷時設定値:35Hz)にてポンプを運転します。圧縮機運転中は、下図に示すように、インバーターにより、許容周波数範囲(最小周波数~最大周波数)で出口温度を設定温度に近づけるように制御を行います。初期周波数、最小周波数、最大周波数、最小温度差、最大温度差はPIO制御基板より変更することができます。❶と❸の範囲ではポンプ周波数制御を行い、❷では圧縮機周波数制御を行い、出口水温になるように制御を行います。ポンプ周波数が最大周波数になった後に、モジュールは圧縮機周波数制御を行います。三方弁制御ユニットコントローラーは各モジュールに搭載された三方弁の開度を制御することにより、温水流量が熱源機の運転範囲内に入るようにバイパス量可変制御を行います。三方弁開度は下記の通りになります。■起動時起動時は、熱源機の運転範囲内に運転条件を入れるために、出口水温からバイパス比率を決定し、三方弁開度を制御します。■負荷安定時負荷安定時は、ポンプキット入口水温と設定温度等からバイパス比率を決定し、三方弁開度を制御します。また、一過式ポンプキットと循環式ポンプキットは、バイパス比率制御が右記のように異なります。負荷側熱交換器密閉式膨張タンク負荷側槽開放式タンク現地手配給水負荷側❶❷❸一過式の場合a)下図Aのような密閉式タンクを利用した一過式システムの場合は、通常の運転において、熱源機出入口温度差(設計温度差)が15℃以上での運転となるため、”一過式”のポンプキット【別売部品】を使用することが必須となります。最大で出入口温度差85℃、出口温度90℃での運転が可能です。b)下図Bのような開放式タンクを利用した一過式システムの場合は、通常の運転において、熱源機出入口温度差(設計温度差)が15℃未満での運転となるため、一定速の循環ポンプ(現地手配)での運転が可能です。一定速の循環ポンプを使用する場合は、熱源機の入口温度を25℃以上に保つように三方弁かヒーターの取り付けが必要となります。また、ポンプを使用する場合は、”循環式”のポンプキット【別売部品】を使用してください。【A. 密閉式タンク利用システム例】【B.開放式タンク利用システム例】仕様範囲193CAONS700循環式/一過式システム循環式の場合【負荷側システム例】槽循環加温

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