換気・送風機総合カタログ2024年版
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技術・設計資料−70−67−50554(3) 排気側空気が、給気側に移行するのを防止した構造とする。(4) 自動換気切換機能を有するものとする。(5) 全熱交換ユニットの許容騒音レベルは、表3.1.12による。なお、騒音の測定方法は、JIS B 8628(全熱交換器)による。1.9.4.2 熱交換エレメント熱交換エレメントは、難燃性(JIS Z 2150(薄い材料の防炎性試験方法)又はJIS A 1322(建築用薄物材料の難燃性試験方法)による難燃性)又はこれと同等以上の性能を有し、衛生上支障がないものとする。1.9.4.3 電動機製造者の標準仕様とする。1.9.4.4 付属品(1) 運転表示灯及び操作スイッチ(特記による。) (2) 電源用端子台 (3) 固定金具(必要な場合) (4) 銘板 表3.1.12 全熱交換ユニットの許容騒音レベル (単位 dB(A))3,000以上6,000以下1,000未満1,000以上2,000未満形式天井隠ぺい形床置形注  1.天井隠ぺい形の機外静圧は、200Pa以下の場合とする。 40452.床置形の機外静圧は、300Pa以下の場合とする。※ 当社全熱交換ユニットにおける(一社)公共建築協会の評価書取得状況についてはP.38を参照ください。設計風量(m3/h)2,000以上3,000未満第11 節 送風機1.11.1 遠心送風機(a) 本項は、多翼形送風機及び後向き羽根形送風機に適用する。(b) 多翼形送風機は、本項によるほか、JIS B 8331(多翼送風機)による。なお、後向き羽根形送風機は、多翼形送風機の羽根車を後向き羽根に替えた構造とする。(c) 構成は、ケーシング、羽根車、主軸、軸受け、電動機等とし、VベルトとVプーリによるVベルト駆動形とする。ただし、小形の遠心送風機(呼び番号2未満)は、電動機直動形でもよい。(d) ケーシングは、溶接、リベット締め又は折込み加工により成形補強されたものとし、材質は、塗装又は防錆処理を施した鋼板(亜鉛鉄板等を含む。)とする。なお、ケーシングの下部に水抜きを設ける場合は、特記による。(e) 羽根車の材質は、塗装又は防錆処理を施した鋼板(亜鉛鉄板等を含む。)又はアルミニウム材とする。(f) Vベルト駆動形の場合、軸受けは、潤滑油の補充ができる構造(シール軸受及びシールド軸受は除く。)とし、主軸の材質は、JIS G 4051(機械構造用炭素鋼鋼材)のS30C以上のものとする。(g) Vベルト駆動形の場合は、危険防止用のベルトガードを設ける。(h) 電動機は、第2編1.2.1「電動機」による。ただし、電動機直動形の場合は製造者の標準仕様とする。なお、JIS C 4212(高効率低圧三相かご形誘導電動機)の適用は、特記による。(i) 付属品は、次による。(イ) 相フランジ(フランジ接続の場合に限る。) (ロ) 鋼製共通ベッド(必要な場合) (ハ) 吸込口金網(必要な場合) (ニ) 銘板 1組一式一式一式1.11.2 軸流送風機及び斜流送風機(略)1.11.3 消音ボックス付送風機(a) 消音ボックス付送風機は、1.11.1「遠心送風機」による小形の遠心送風機(呼び番号2未満)又は1.11.2「軸流送風機及び斜流送風機」による斜流送風機(呼び番号3以下)を消音ボックスに納めた構造とする。なお、遠心送風機の羽根車の材質は、合成樹脂としてもよい。(b) 消音ボックスは、外装に消音内貼りを施した箱形又は円筒形とする。(c) 外装は、内部の点検が可能な構造とし、材質は、厚さ0.8㎜以上の塗装又は防錆処理を施した鋼板(亜鉛鉄板等を含む。)とする。(d) 消音内貼りは、JIS A 6301(吸音材料)のグラスウール吸音ボード(40K厚さ25㎜)又は同等以上の吸音性能を有する材料を、ガラス繊維等の飛散防止処理を施し、鋲、座金、接着剤等で貼付けたものとする。(e) 電動機は、製造者の標準仕様とする。ただし、電動機直動形の場合、極数は4極以上とする。(f) 付属品は、次による。(イ) 相フランジ(フランジ接続の場合に限る。) (ロ) 電源用端子台又は電源用コード(約1m) (ハ) 銘板 を取得しておりません。 一式 一式一式※ 当社送風機(ストレートダクトファン)は公共建築協会の評価書 一式1組1組一式法 規 編14公共建築工事標準仕様令和4年版「公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)」より抜粋第9 節 全熱交換器1.9.1一般事項本節は、処理風量が2,000㎥/h以上の回転形、静止形全熱交換器、1,000㎥/h未満の天井隠ぺい形全熱交換ユニット(カセット形は除く。)及び500㎥/h以上6,000㎥/h以下の床置形全熱交換ユニットに適用する。1.9.2回転形全熱交換器(略)1.9.3 静止形全熱交換器(略)1.9.4 全熱交換ユニット1.9.4.1 一般事項(1) 構成は、熱交換エレメント、駆動装置(回転式エレメントの場合のみ)、送風機、ケーシング等とし、保守点検ができる構造とする。(2) 給気及び排気量が同一で、風量が、1,000㎥/h未満は全熱交換効率58%以上、1,000㎥/h以上は全熱交換効率60%以上とする。

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