フロン排出抑制法管理者向けマニュアル 2016年2月
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23フロン排出抑制法により管理者に求められる義務機器の設置に関する義務確認!修理!記録!報告!算定!回収!フロン類の排出抑制のため、業務用のエアコン・冷凍冷蔵機器の管理者(所有者など)には機器及びフロン類の適切な管理が義務づけられました。機器の損傷等を防止するため、適切な場所への設置。設置する環境の維持・保全。※振動源を周囲に設置しない、点検・修理のために必要な作業空間を確保する、機器周辺の清掃を行う。機器の点検の実施全ての機器について簡易点検を実施。さらに一定規模以上の機器については、専門的な定期点検を実施。※義務の履行のため、所有・管理する機器のリスト化と点検体制・スケジュール等を検討ください。漏えい防止措置/未修理の機器への冷媒充填*の禁止フロン類の漏えいが見つかった際、修理を実施。修理しないでフロン類を充填することは原則禁止。*フロン類を充填する場合、都道府県に登録された第一種フロン類充填回収業者へ委託する義務があります。点検等の履歴の保存機器の点検履歴について機器毎に記録簿に記録、廃棄までの記録簿の保存。機器廃棄時などのフロン類回収*の徹底不要となったフロン類の回収依頼、「回収依頼書」又は「委託確認書」の交付、フロン類の回収・再生・破壊に必要な費用の負担。*フロン類を充填する場合、都道府県に登録された第一種フロン類充填回収業者へ委託する義務があります。フロン類算定漏えい量の報告第一種フロン類充填回収業者から充填・回収証明書の交付を受け漏えい量を算定。一定量以上漏えいした場合の毎年度の国への報告。※報告された漏えい量は会社名とともに公表されます。※義務の履行のため、充填量・回収量の集計体制・スケジュール等を検討ください。本ガイドブックでは、管理者であるユーザーの皆様がご自身で実施しなければならない、特に注意が必要な「点検」「修理」「記録」「算定漏えい量報告」について、わかり易く次ページ以降にご説明いたします。ページ4ページ9ページ10ページ11ページ機器の設置に関する義務機器の使用に関する義務機器の廃棄に関する義務11554433点検!22

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