電気温水器総合カタログ 2009年6月
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51試運転チェックポイントと試運転配管工事、電気工事が終わったら、つぎの順序でチェックしながら試運転してください。2ヒーターフルオート/2ヒーターセミオート/1ヒーターセミオートの場合高圧力型落し込みタイプの場合・メインリモコン・メインリモコン・メインリモコン●試運転 ●時間帯別料金の場合1.漏電遮断器を2つとも「入」にしたときリモコンに下図のように表示するか。(560Lは漏電遮断器が3つです)(『時間帯別』を表示するか )2.現在時刻が設定できるか。3.「沸増し」ボタンを押してヒーター通電するか。 (『沸上げ中』の表示はでるか) (現在時刻を設定していないと通電しません。) ●深夜電力(通電制御)の場合1.漏電遮断器を2つとも「入」にしたときリモコンに下図のような表示をするか。(560Lは漏電遮断器が3つです)2.現在時刻が設定できるか。3.タイムスイッチを「入」にしたとき「深夜電力」の表示がメインリモコンに表示されるか。4.ピークシフトしている時は本体右側(制御用)の漏電遮断器を5秒以上「切」にし、再び「入」にしたとき通電するか。(『沸上げ中』の表示はでるか)(積算電力計は動作しているか)●試運転 ●時間帯別料金の場合1.漏電遮断器を2つとも(560Lは3つ)「入」にしたとき各リモコンに右図のように表示するか。 2.現在時刻が設定できるか。3.「沸増し」ボタンを押して、 ヒーター通電するか。 (『沸上げ中』の表示はでるか) (現在時刻を設定していないと通 電しません。)・メインリモコン・メインリモコン・浴室リモコン・浴室リモコン・メインリモコン施工にあたってのお願い●東芝電気温水器で先止式のものは、厚生労働省・労働安全衛生法施行令(昭和57.4.20.政令第124号)及び日本工業規格(JIS)により、水頭圧10m以下(100kPa以下、高圧力型は200kPa以下)で使用する事が義務づけられているため、必ず減圧弁及び逃し弁を取付けて使用してください。●基本性能の確保のため、必ず当社純正部品をご使用ください。●水源水圧は必ず200kPa(2kgf/c㎡)以上確保してください。お湯の出が悪くなることがあります。●水道直結で使用する場合は、機種の選定にあたり、当該水道局の認定品である事をお確かめの上、お決めください。●温水器上方への配管は、標準圧力型の場合4mまで、また、シャワーは2mまで(減圧弁によって若干異なります)です。●温水器下方への配管は空気を吸込むおそれがありますので、避けてください。また、やむを得ず下方配管する場合は缶体負圧破損事故を防ぐため、下方給湯は温水器上面から下方へ5mまでとし、必ず東芝純正の負圧作動弁付逃し弁を取り付けてください。(機種により下方給湯できないものもあります。)●温水器は配管の凍結により使用不可能になる場合がありますので、必ず本体に添付してある工事説明書により、据え付け地区の気候条件に合せた標準配管に準じて配管してください。●あとで保守点検がしやすいように据え付けてください。●水栓は湯水混合水栓を使用することをお勧めします。特に浴室ではサーモスタット付混合水栓などの使用をお勧めします。保温工事外壁凍結防止ヒーター排水管ドレンパン排水ホース排水本管外壁排水管割栗石ドレンパン排水ホースの埋設部は管がつぶれないように保護してください凍結深さ以上 ●深夜電力(通電制御)の場合1.漏電遮断器を2つとも(560Lは3つ)「入」にしたとき各リモコンに右図のように表示するか。2.現在時刻が設定できるか。3.タイムスイッチを「入」にしたとき「 」または「沸上げ中」の表示がメインリモコンに表示されるか。4.「 」表示がでている時は本体右側(ふろ・制御用)の漏電遮断器を5秒以上「切」にし、再び「入」にしたとき通電するか。(『沸上げ中』の表示はでるか)(積算電力計は動作しているか)●配管後のチェック ●屋外に据え付けた場合、風雨、直射日光の防護は十分か。 ●据え付け床面の防水、排水工事はしてあるか。 ●据え付け床面の強度は十分か。 ●排水口空間(50mm以上)を確保しているか。 ●減圧弁のストレーナにゴミが詰まってないか。 ●配管方式は据え付ける地区の基準に従っているか。特につぎの点 を確認する。温水器側配管(1)専用止水せんはついているか。(2)すべての給湯せんと混合水せんをひらいて専用止水せんをひらき、各蛇口からきれいな水が出てきたら蛇口をとじる。①逃し弁、減圧弁、その他配管接続部に水漏がないか。②逃し弁のレバーを手で開閉し、放水、止水が正常か。(3)専用止水せんを閉じ、逃し弁のレバーを開けてから排水せんをひらいて排水し、タンク内を一度全部からにする。 ●排水ができるか。(4)再び給水し、保温工事をする。 ●凍結防止配管の場合、凍結防止ヒーターがついているか。浴槽との循環配管(1)浴槽の循環金具は別売り部品のものが付いているか(2)接続部から水漏れはないか(3)フレキ管を使用している場合は500mm以内か(4)指定された配管径・配管長になっているか(5)鳥居配管は指定して範囲以内か●電気工事後のチェック ●アースの接続は確実にしてあるか。 ●アース線の太さは、単線φ2以上またはより線3.5mm以上あるか。 ●給湯せんから水が出るか。 ●電源ケーブルが端子台にしっかりねじ止めしてあるか。ねじ締めが不十分だと発熱し火災の原因となります。締付トルクは2.0N・m(20kgf・cm)以上か。線間絶縁距離は6mm以上か。 ●リモコンケーブルは電源電線に交差していないか。 ●浴室リモコンの取り付けは確実か。 ●リモコンケーブルの接続は確実か。 ●漏電遮断器のテストボタンを押してレバーが「切」になるか。●配管工事終了後、水漏れのないことを確認して保温工事をしてください。●保温工事をした部分は、必ず防水処理をしてください。●凍結防止ヒーターのサーモ部(感熱部)は、温水器の中に入らないようにしてください。◎一般地区●一般地区でも異常寒波により氷点下になりますので、標準配管例に準じて配管してください。◎寒冷地区外気温度がマイナス10℃ぐらいまで下る地区は、一般地区の配管に、凍結防止のため排水管に凍結防止ヒーターを巻いてください。◎極寒地区外気温がマイナス10℃以下にさがる地区●配管も含め、必ず屋内に設置し、寒冷地区と同じように標準配管例に準じて配管してください。●排水管の先端は、下図のようにできるだけ屋内に出るようにするか、砂利の中に埋設するなどし て、凍結しないように工夫してください。●凍結防止ヒーターは標準配管例のように差込みプラグが下から出るように巻いてください。●凍結防止ヒーター用の100ボルトコンセントは、ヒーターコードの出口より高い位置に取り付けてください。低いと水がコードを伝わってコンセントにかかるおそれがあります。

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