東芝キヤリア社会・環境報告書 2014年
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東日本大震災以降、エネルギー供給手段の最適化を考えることに加え、需要側においても限られたエネルギーを効率よく運用することで、CO2削減につなげることが必須となりました。東芝キヤリアグループでは、高効率で快適な空調空間を提供するだけでなく、工業用途や農業用途など、エネルギーを使用するあらゆる場面で、CO2削減を推進することが重要な課題と考えています。さまざまな技術開発を進め、ヒートポンプ技術を軸に、化石燃料から熱源転換対応できる熱応用ソリューション、廃熱を最適に利用し、最小限のエネルギーで運転する製品やサービスを、最高品質で提供しています。お客さまのさまざまなご要望にお応えし、環境創造企業として、社会ならびに地球環境に貢献できるコミュニティ・ソリューション事業をグローバルに発展させていきます。東芝キヤリアグループでは、省エネをはじめとする温暖化対策、資源の有効活用、化学物質管理において、環境性能No.1や、オンリーワンの製品を開発し、東芝の「エクセレントECP」認定製品を継続的に創出しています。2013年度には、認定製品は20製品群となり、その売上高比率は35%を超えました。一方、それらの製品の製造過程において発生する環境負荷についても、国内および海外の製造拠点でたえず施策を考え最少化を検討しています。2013年9月に生産拠点として設立した東芝キヤリア中国社では、高効率な空調機やLED照明を積極的に採用しました。日本国内での需要に加え、世界各地の需要に適応した製品をエクセレントECPとして創出し、グローバルの拠点で最小限の環境負荷で製造した製品を、世界のお客さまに届けることによって環境負荷低減に貢献します。※P16参照ヒートポンプ技術を軸に、社会と地球環境保全に貢献する製品を提供します環境負荷を最小限で製造した「エクセレントECP※」の売上を拡大しますPresident & CEO Toshiba Carrier Corporation Hirokazu Kondo東芝キヤリア株式会社 取締役社長 近藤 弘和こんどう   ひろかず環境経営責任者メッセージTOP COMMITMENT環境創造企業として、コミュニティ・ソリューシ ョ東芝グループは、2013年10月から5つの事業グループによる事業活動を進めています。われわれ東芝キヤリアグループは、コミュニティ・ソリューション事業グループの一員で、空調機器や給湯機器をはじめとする製品・サービスをグローバルに提供してまいります。1東芝キヤリアグループ 社会・環境報告書 2014

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