東芝キヤリア社会・環境報告書 2014年
25/32

事業所の生態系を観察し、さあ、絵日記づくり! 見学の後半は事業所敷地内の生態系観察です。夏の時期は、事業所内でさまざまな動植物を見かけることができます。掛川事業所では、生物多様性保全活動の一環として、定期的な生態系調査を実施しています。また、敷地内に高感度カメラを設置し、日々動物の活動もチェックしています。大学生と児童たちは、観察に出かける前にそのDVD映像を視聴し、タヌキ、野ウサギ、ヘビなどが実際に生息している自然豊かな環境に驚いていました。夏の暑さの中にも少しだけ秋の気配を感じる時期、草むらではバッタやトンボをたくさん見ることができます。また、6~7月頃にカブトムシの幼虫がふ化する場所を観察したときには、機会があればその体験もしたいという声が聞かれました。 「環境絵日記づくり」は、「環境調和型製品と試験設備/生物多様性保全活動/太陽光発電システム」のテーマで、一枚の大きな台紙に一人ひとりが作成したはがき大の小さな絵日記を何枚も貼付していきます。大学生の指導のもと、一日の思い出が綴られた用紙で台紙は埋め尽くされ、2つのグループの大型絵日記が完成しました。最後に、それぞれの児童たちが貴重な一日の体験を振り返り、発表会を行いました。掛川事業所に行くバスの中から、大学生のお兄さんやお姉さんと楽しいお話ができました。大きなエアコンの試験設備を見てびっくりしました。広い敷地にはたくさんの太陽光パネルがあり、発電の様子が分かりました。草むらでの虫捕りや、みんなで絵日記づくりをしたことが楽しかったです。環境調和型製品や太陽光発電に関しては、小学生には少し難しい内容もありましたが、ちゃんと理解していたことに驚きました。絵日記作成は、最初はピッチが上がらずどうしようかと悩んでいましたが、次第にみんなが真剣になり、立派な作品に仕上がったと思います。小学生の皆さんと仲良くなれて、とても楽しい一日でした。昨年7月の太陽光発電施設着工を機に、生態系調査を行いました。事業所の敷地の中に野ウサギやタヌキの巣、準絶滅危惧種動植物の生息など、私たちも知らなかった新たな発見がありました。掛川の生物多様性保全活動は、恵まれた環境を生かして今後も積極的な取り組みをしていきます。今回のイベントで、バッタやトンボを懸命に追いかけていた児童の皆さんも「最新テクノロジーと自然環境は共存できる!」と実感していただけたと思います。「環境絵日記づくり」の感想環境担当 松永 剛幸小学生 大学生掛川事業所説明員学生が、掛川事業所の各施設を見学。暑い夏の日に環境絵日記づくりを体験。一日を思い出に。、環境絵日記。在挂川工厂渡过的一天将成为美好回忆。大家亲手制作了环境绘本日记。事業所内に生息する野ウサギやトカゲバッタやトンボ捕りに夢中の子どもたち24東芝キヤリアグループ 社会・環境報告書 2014あ雨水を ためてまいたら 涼しげな アスファルトのうえ自然のエアコン(営業部門/せん) ※詳しくは、下記ホームページをご覧ください。http://www.toshiba-carrier.co.jp/company/csr/index_j.htm

元のページ  ../index.html#25

このブックを見る