東芝キヤリア社会・環境報告書 2014年
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ケンイチ君は、使っていない電気製品のスイッチをこまめに切ることで、かなりの節電になることを学校で教わりました。さっそくそのことをお母さんに伝え、自分の家でも実行しています。地球には無限に一次エネルギーが存在しているわけではありません。例えば、日本でも石炭の採掘が盛んだった時代がありましたが、当時採掘されていた炭坑では今は石炭がほとんど採れなくなりました。世界でも同じことが言えます。採り続けることで資源は減り、最後には無くなってしまう可能性があることを認識しておかなければなりません。一次エネルギーを輸入に頼り、二次エネルギーに転換している日本で暮らす私たちは、特にエネルギーの節約を真剣に考えています。「節約」という熟語に使われる「節」の字には「限度を超えないように制限する」「無駄を省いて切り詰める」の意味が含まれ、このような考え方が他の国の見本にもなるように、自分自身にある種のルールを設け、節度あるエネルギーの使用に取り組んでいます。限られた資源をいかに活用するかパソコンやテレビの主電源を切ったり、日中、部屋の明かりをつけずにいたりすることで、電力消費はだいぶ抑えられるみたいだよ。ウチでも実行しようよ。宇宙ステーションから 夜の地球を見ると、光っている地域が電気をたくさん使っているのがよく分かるね。6東芝キヤリアグループ 社会・環境報告書 2014へ部屋の窓 開けて楽しむ 夏の暮れ(スタッフ/イギー・ポップ) ととうとうと 湧き出る清水 大地の恵み(関係会社/髙橋 政綱) 

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