東芝キヤリア社会環境報告書 2015年
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 製造ラインで環境への取り組みを実際に確認した後は、工場内の自然観察です。しかしその前に、参加した小学生と大学生は観察の事前知識を得るために、AIRSで富士工場や工場周辺の自然環境について学習しました。富士工場の概要や生息する動植物の解説を受けてから再び屋外へと出発です。自然観察場所は、富士工場内の「安全公園」と「ビオトープ」。二つのグループに分かれ、環境担当者がそれぞれ引率しました。 ビオトープは、小形の太陽光発電を利用し、工場排水をポンプで汲み上げて造ったものです。絶滅危惧種に指定されているメダカや、トンボの幼虫など、多数の水生生物が生息しています。また、池の周囲には多数の植物が植栽されていて、季節に応じて美しい花が咲きます。また、工場敷地内の中央にある安全公園は、従業員の憩いのスペースとして工場設立当初から利用されてきました。木立に囲まれているので、暑い夏でも涼しさを感じることができます。小学生たちは、木々にとまって鳴いているセミを捕まえたり、抜け殻をたくさん集めたりして楽しんでいました。 大きさ約40cm四方のバッグが、皆が描くキャンバスです。全面をビオトープの池に見立て、その中で泳ぐメダカを描いたり、安全公園の木とセミをダイナミックにレイアウトしたり、地元の富士山を背景にさまざまな自然をちりばめたり、夏休みの富士工場の思い出を、大学生にサポートしてもらいながらエコバッグ上に表現していました。マーカーやクレヨンを使う以外にも、切った布を貼り付けて立体的なエコバッグに仕上げる小学生もいました。エコバッグのもう片面は、二つに分かれたそれぞれのグループで、「TOSHIBA」「AOBADAI」を1文字ずつ描くという面白い演出もありました。作品を完成させた後は、一日の感想と一人ひとりのエコバッグの発表です。小学生たちは、皆やり遂げた充実感に疲れを忘れていた様子でした。たことを創作に。場の思い出バッグ。小学生の環境イベントを実施しています。に残るエコバッグづくりでした。 be a memento of their visit to the Fuji Factory & Engineering Center.マーカーとクレヨン片手に創作開始環境学習の様子(水の浄化実験)環境担当者による自然観察指導環境勉強会を終えて、さあ、自然観察だ!※詳しくは、下記ホームページをご覧ください。http://www.toshiba-carrier.co.jp/company/csr/index_j.htm「木かげ」の前で記念撮影20東芝キヤリアグループ 社会・環境報告書 2015ふフィルターをこまめに清掃省エネ意識(関係会社/ミカ) こコンセント抜いて減らそう待機電力!(関係会社/ヒラ)

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