東芝キヤリア社会環境報告書 2015年
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①東芝キヤリアの熱源機②塗装前処理工程用熱源機CAONS700USXUSXCAONS140CAONS140①排水処理装置②リーク試験装置②電気式フォークリフト③TCFGの洗浄機活动事例Examples of Activities活動例活动事例Examples of Activities活動例活动事例Examples of Activities活動例①グループ全社における空調・照明設備の省エネ対応工場内空調・照明設備の更新では、熱源機USXやLED照明などを導入し、消費エネルギーの削減を図っています。富士工場では、作業空間の温熱を保つ蒸気エアカーテンの熱源にCAONS700を採用しました。このような施策により、CO2を約1,593t-CO2/年(▲4%)削減することができました。②製造設備の熱源変更(富士工場)コンプレッサーの塗装前処理および部品の加工や洗浄工程で、加熱や乾燥のための熱源にボイラーを使用していましたが、CAONSシリーズに変更しました。その結果、CO2を約599t-CO2/年削減することができました。③エアコン中央コントロールシステム(TCTC)構内の空調使用状況を機器単位で確認して制御しています。このシステムの導入により、空調管理の効率化と電力消費を抑制できます。その結果、CO2換算で約89t-CO2/年削減することができました。④板金加工方式の変更(津山工場)板金加工機を高圧レーザー加工方式から、打ち抜き加工(ターレットパンチプレス)方式に変更しました。これにより約255t-CO2/年(▲96%)という大幅な削減ができました。①廃棄物総発生量の削減(FRC) FRC事業所を富士工場内に移動したことに伴い、FRCが外部の業者に委託していた廃液処理を、富士工場内の排水処理装置で行うことができるようになりました。このような施策により、FRCから排出される廃棄物を約28t(▲65%)削減することができました。②水の再利用と使用量削減(富士工場/FRC)富士工場では、過去の土壌汚染を浄化した地下水をこれまで河川に放流していましたが、製造ラインで再利用することで、工場外から受け入れる工業用水を全廃しました。またFRCでは、コンプレッサーの溶接不良を発見する試験(リーク試験)に使う給水量を削減しました。装置に適量センサーを取り付け、最小限の水だけ補給することで、約2,702t(▲57%)の水を削減しました。③エコ事業所認定(津山工場)津山工場から排出される廃棄物は、すべて燃料や原材料として再利用されます。最終的に埋め立て処分場で処理されるものはないことから、「ゼロエミッション」を達成しています。これが評価され、岡山県より、循環型社会形成に寄与したとして、岡山エコ事業所に認定されました。①コンプレッサー粉体塗装化(富士工場)コンプレッサーの塗装工程は、従来は有機塗料に浸漬する一般的な方式でしたが、新たに粉体塗装装置を導入し、溶剤を含まない粉体塗料の吹き付け塗装に切り替えました。これにより、年間で約6.4t(▲42%)のVOC削減に成功しました。②ガソリン式フォークリフトの廃止(富士工場)工場内で使用していた自社と構内外注業者すべてのガソリン式フォークリフトを原則廃止し、電気式フォークリフトに切り替えました。これにより、富士工場内で生産にかかわるガソリンの使用量をゼロにすることができました。③洗浄機の集約と濃度管理(TCFG)改善前はコンプレッサーケースの仕上げ洗浄機3台が稼働していましたが、2台で運用できるよう工夫しました。これにより薬品使用量を約2t(▲21%)削減することができました。26東芝キヤリアグループ 社会・環境報告書 2015み短い距離なら歩いて移動 地球も体もニッコニコ♪(関係会社/まめ) し照明の器具見直し、省エネ推進(関係会社/GO、GOちゃん)

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