東芝キヤリア社会・環境報告書 2016年
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President & CEO Toshiba Carrier Corporation Hirokazu Kondo東芝キヤリア株式会社 取締役社長 近藤 弘和こん どう   ひろ かず境に貢献し、価値のある環境調和型製品を東芝キヤリアグループは、お客さまのご要望にお応えする高品質な環境調和型製品をより環境負荷の少ないモノづくりでグローバルに提供し、地球環境保全に貢献します。東芝グループ環境“羅針盤”T-COMPASSSubstanceWaterEnergyNatural resourceNWES化学物質リスクの最小化主な取り組みグローバル法規制の先取り、グリーン調達の着実な実施2020年国際的な化学物質管理のための戦略的アプローチ(SAICM※4)への対応Substance資源消費の最小化2020年欧州資源効率政策への対応グリーン成長の加速省資源No.1製品創出、資源循環の拡大、高効率モノづくり主な取り組みNaturalresource水資源消費の最小化主な取り組み水インフラ・ソリューション拡大、水ストレス地域の管理強化水資源の影響評価(ウォーターフットプリント)の確立Waterエネルギー・気候変動問題への対応2020年温室効果ガス削減目標への対応主な取り組み省エネNo.1製品創出、再生可能エネルギー推進、スコープ3対応Energy社会・環境報告書2016年度のテーマは「化学物質管理」 私たちが暮らしている地球は、青く美しい星です。この美しい地球との永続的な共生を思い描き、「社会・環境報告書2015年度版」より、4年間の中期テーマとして「Sustainable Society(持続可能な社会)」を設定しています。また、単年度のテーマとしては、東芝グループ環境経営コンセプト「T-COMPASS※1」の羅針盤に示す4つのシンボルから、昨年度は「E:エネルギー・気候変動問題への対応」にあたる「地球温暖化」を設定しました。それに続く今年度は、「S:化学物質リスクの最小化」の「化学物質管理」としました。「化学物質管理」は、製品を製造する企業にとって重要なテーマであり、製品に含有される化学物質の管理と、製品を製造する際に使用する化学物質の選定、取扱量、排出量の管理が必要になります。それら双方の管理システム(製品系:「G-sysⅡ※2」、事業系:「TOCACHEF※3」)の立ち上げ完了のタイミングであることから、このテーマを選定しました。通常は、あまり表舞台に出ないテーマですが、トピックスや座談会を通じ、社内外の皆さまに「化学物質管理」の重要性を考える機会となれば幸甚です。※1 T-COMPASS: Toshiba Comprehensive environmental database and its Practical Application to Simplied and/or Streamlined LCA※2 G-sysⅡ: Green Procurement System Ⅱ(製品系化学物質管理システム)※3 TOCACHEF: Toshiba Carrier Chemical Management System Fuji(事業系化学物質管理システム) ※4 SAICM: Strategic Approach to International Chemicals Management T-COMPASSについて 東芝グループは、環境経営コンセプト「T-COMPASS」を環境羅針盤として、環境貢献すべき領域を4つに定め、東西南北のシンボルで表現しています。それは、「E:エネルギー・気候変動問題への対応」「W:水資源消費の最小化」「S:化学物質リスクの最小化」「N:資源消費の最小化」です。※詳しくは、下記ホームページをご覧ください。https://www.toshiba.co.jp/env/jp/vision/tcompass_j.htmweb2東芝キヤリアグループ 社会・環境報告書 2016

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