東芝キヤリア社会環境報告書 2017年
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In keeping with our total commitment to environmental innovation, we will contribute to society and the global environment and provide environmentally conscious products worldwide作为环境创造企业,为社会与地球环境做贡献,并向全球提供有价值的环保型产品環境創造企業として、社会ならびに地球環境に貢献し、価値のある環境調和型製品をグローバルに提供していきます環境経営責任者メッセージPresident & CEOToshiba Carrier CorporationHirokazu Kondo東芝キヤリア株式会社取締役社長2017年10月近藤 弘和こん どう   ひろ かず東芝キヤリアグループは、設立19年目を迎えました。合弁先の米国キヤリア社の販売網に加え、欧州、米国、中国で販売拠点を設立し、業務用空調をはじめとした製品を世界各地で販売しています。それらの製品は、国内2拠点、海外3拠点で製造しており、グローバルでの事業展開が拡大しています。グループ全体の従業員数は約5,000名となり、地球内で事業活動を行う企業として地球の未来の姿を思い描き、Sustainable Society(持続可能な社会)の発展に向けて、努力を続けていかなければならないと考えています。東芝キヤリアでは、ISO26000の中核主題※をもとに事業活動を整理してきましたが、2015年から始まった、「SDGs(SustainableDevelopmentGoals):持続可能な開発目標」17項目との関係を視野に入れながら、地球全体が持続可能であるために自社でできることから始めるべきだと考えています。そして、SDGsの中でも特に項目12の「持続可能な消費と生産」や、項目13の「気候変動への対処」などを注視し、環境調和型の製品を提供することで世界に貢献していきたいと考えています。グローバルに発展していく地球内企業として、できることからSDGsを目指します世界194カ国で調印された「パリ協定」では、日本は2030年に2013年度比26%のCO2削減目標を約束しています。本協定での東芝キヤリアの役割は、価値の高い環境調和型製品を世界中に提供することで、使用時のエネルギーに起因するCO2の削減を進めていくことだと考えています。2016年度は、耐用年数前の当社の製品が新製品に置き換わった場合を想定し、約80万トン-CO2の削減ができました。製品の構成部品の質量を削減することで、それらの構成材料の生成に使うエネルギーも削減でき、その結果CO2削減に寄与できます。さらに、開発時や製造時に使用するエネルギーを削減したり、製品の製造方法を考慮することによって部品材料を削減したりして、CO2の削減に努めています。当社は、ヒートポンプを利用した製品に、地球温暖化の要因の一つとされる冷媒を使用していますが、使用時のエネルギーの削減に加え、最新の技術で地球温暖化係数が小さい冷媒の採用を進めています。「パリ協定」を踏まえ、価値の高い環境調和型製品の提供とその製造過程での環境負荷を削減しますTop Commitment※P30参照1東芝キヤリアグループ 社会・環境報告書 2017

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