東芝キヤリア社会環境報告書 2017年
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東芝キヤリアタイ社(TCTC)2011~2015年2016年~海外事業拡大と国内サービス工事体制強化2012年に東芝キヤリアタイ社を連結化、TCFGコンプレッサタイ社を設立、2014年に東芝キヤリア中国社を設立して、グローバルでの開発・製造体制強化を図るとともに、2015年には東芝キヤリア欧州社を立ち上げ、販売拡大を進めています。また国内においては、2014年に東芝キヤリア空調サービス(株)を吸収合併し、国内のサービス・工事体制を強化しました。また、海外製造拠点やサービス・工事業務の拡充により、日本国内や各国の環境法規への迅速な対応や環境保全にかかわるリスク撲滅のため、監査体制を強化しました。さらに、国内外6拠点で絶滅危惧種の保護を行うなど、生物多様性保全活動を積極的に展開。2012年には近隣の小学生のための夏休み環境イベントを開始しました。「ビジョン2020」目標に向かって成長持続2016年に東芝テクノシステム(株)を100%子会社化し、国内サービス事業のさらなる強化を図るとともに、海外においては東芝キヤリア北米社を立ち上げ、キヤリア社の本拠地である米国での拡販にも注力しています。2020年の売上高など中期目標を定めた「ビジョン2020」に向けて業績を向上させていきたいと考えています。環境活動の次の課題は、グローバル化に伴う製品化学物質管理のさらなる強化で、2016年からRoHS指令とREACH規則の両方に対応できる新製品化学物質管理システム「G-sysⅡ」を稼働しています。また、製造に伴うリスクの撲滅のため、グローバル環境パトロールを開始しました。東芝キヤリアの主な活動とSDGsSDGs(持続可能な開発目標)とは●小学生イベント開始(2012年)●富士工場にビオトープを設置(2012年)●地球温暖化防止活動環境大臣表彰受賞「USX」(2013年)●化学物質管理システム 「TOCACHEF」国内稼働(2014年)●「ecoスタイルリーダー」登録開始(2014年)●フロン機器管理システム「REMAC」稼働(2015年)●「調達ガイドライン2015年度版」発行(2015年)◆生物多様性COP10(愛知目標)◆水質汚濁防止法改正(2011年)◆省エネ法改正(2013年)◆温対法改正(2013年)◆廃掃法改正(2013年)◆フロン排出抑制法(2013年)●グローバル環境パトロール開始(2016年)●新グリーン調達システム「G-sysⅡ」稼働(2016年)●環境コミュニケーション大賞 「社会・環境報告書2016」受賞(2016年)●「エネルギー管理功績者」受賞(2016年)●化学物質管理システム 「TOCACHEF」海外稼働(2017年)◆パリ協定発効(2016年)◆水俣条約発効(2017年)◆廃掃法改定(2017年)環境調和型製品のグローバルでの提供製品製造時やサービス・工事時の環境負荷低減生物多様性保全活動従業員環境教育小学生イベント座談会2015年9月に「国連持続可能な開発サミット」の成果文書として、「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択されました。アジェンダは、人間、地球および繁栄のための行動計画として、宣言および目標を掲げました。この目標が、17の目標と169のターゲットからなる「持続可能な開発目標(SDGs)」です。4東芝キヤリアグループ 社会・環境報告書 2017

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