東芝キヤリア社会環境報告書 2018年
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累積認定数当年度の認定数エクセレントECP製品年度別登録件数2010201120122013201420152016(年度)3294128571620324074720171057インターネット調達取引先さまデータがあることをメールで連絡取引情報物質情報物質情報リクエスト暗号化暗号化東芝キヤリア物質情報回答製品系化学物質管理システム「G-sys Ⅱ」能力の大きい機種で連結台数を削減地球温暖化係数の小さい製品群環境推進副責任者執行役員(統括技師長) 佐藤 雄彦さ  とう   たけ ひこ10HP10HP20HPCO2冷媒製品(エコキュート)R32冷媒製品(ウルトラパワーエコ、SDI)CO2冷媒製品(インバーターショーケース)R448冷媒対応製品(インバーター冷凍機)「地球温暖化抑制」「資源有効活用」「化学物質管理」の3要素で、主要環境性能がNo.1あるいはオンリーワンの製品が「東芝グループエクセレントECP」として(株)東芝から認定されています。東芝キヤリアでは2009年度に2製品が認定されて以降、毎年エクセレントECP製品を創出し続けています。2017年度までに全部で57製品となり、空調機器、熱源機器、給湯機器、換気機器、コールドチェーン機器のすべての製品群で認定されています。Creation of Excellent ECPs / 创造极优ECPエクセレントECP創出Reduceの一例としては、従来は2台連結が必要だった機種を、最大能力を拡大することにより1台で可能にしました。また、部品の小型化、複数の構成部品の一体化などにより、従来と同等な能力の機器と比較して、質量を削減することを開発に盛り込んでいます。Reuseでは、過去の小形容量製品との置き換えを考慮した筐体設計により、設置時に既設基礎を再利用できるようにしています。Recycleでは、再生プラスチック部品の採用をさらに拡大したり、水路配管の簡素化やねじ本数の削減により、使用済み材料の再利用のため、解体性の向上を図ったりしています。Effective Use of Resources(3R) / 资源有效利用(3R)資源有効活用(3R)※詳しくは、下記ホームページをご覧ください。https://www.toshiba.co.jp/env/jp/products/index_j.htmweb東芝キヤリアグループでは、空調機器、熱源機器、給湯機器、換気機器、コールドチェーン機器などを190以上の国と地域に提供しています。開発するすべての製品について、商品企画の段階から「地球温暖化抑制」「資源有効活用」「化学物質管理」の観点で環境性能を継続的に向上させることにより、環境課題の解決に貢献することを目指しています。「地球温暖化抑制」では、194の国と地域が調印したパリ協定に貢献できることを目標とし、「資源有効活用」では、3R※の考え方から地球上の限りある資源を有効に使用することを考えています。また「化学物質管理」では、人体に影響がある化学物質の製品使用において欧州などのさまざまな化学物質規制の遵守に対応しています。Message from Assistant Environment Officer / 环境推进副责任人寄语環境推進副責任者からのメッセージ※3R : Reduce(材料の削減)、Reuse(再利用)、Recycle(再生利用)東芝キヤリアグループが提供している製品は、ライフサイクル※におけるそれぞれの段階を考えた場合、「使用時」のCO2排出量が最も多く、全体の90%以上を占めています。2017年度は、「使用時」のエネルギーを削減できるよう、コンプレッサーをはじめとする各部品の効率化を進める技術開発を行い、新製品が従来製品と置き換わった場合を推定すると、約85.5万t-CO2の削減となりました。また、地球温暖化抑制のもう1つの施策として、冷媒を使用する機器について地球温暖化係数の低い冷媒の採用を順次進め、欧州F-GAS規制への対応も着実に進めています。Mitigation of Climate Change / 地球变暖对策地球温暖化抑制※ライフサイクル : 「材料の調達時」「製造時」「使用時」「廃棄時」欧州RoHS指令では、2019年7月より規制物質が10物質になります。また、REACH規則では高懸念物質※が年々追加され、現在では190以上の物質となりました。これを受け、より確実な法の遵守が求められています。そのため、2017年度から東芝キヤリアグループ全社による「新製品化学物質管理PJ」を発足させ、規制物質含有部品の代替化を急ぐとともに、含有情報の管理などの強化を推進しています。一方、サプライチェーン全体での協力体制が重要であることから、調達取引先さまとの情報交換ツールとしてグリーン調達システム「G-sysⅡ」を開発し、スムーズかつ迅速な化学物質情報の入手を図っています。Efforts to Comply with Tighter Regulations on Chemicals in Products / 努力加强对产品化学物质的规定製品含有化学物質管理※高懸念物質 : SVHC(Substances of Very High Concern)環境経営Environment Activity Report 环保活动报告環境活動報告Environmental Management 环境经营15東芝キヤリアグループ 社会・環境報告書 2018らライトダウン 試してみんなで地球の為に(関係会社/岩田 恵美) むムダ印刷 事前チェックで 減らそうよ(川崎/国吉 英樹)

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