東芝キヤリア社会環境報告書 2018年
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良き地球市民として1. 人間社会と地球環境に貢献します2. お客さまの声に忠実な事業活動をします 3. 健全で透明な経営をします経営理念東芝キヤリアグループは、ヒートポンプ技術を軸に、お客さまのさまざまなご要望に的確にお応えできる熱応用ソリューションによる最高品質の製品・サービスを提供することにより、社会ならびに地球環境に貢献し、グローバルに成長する環境創造企業を目指します。経営ビジョン東芝キヤリアグループ経営方針Management Policy of the Toshiba Carrier Group / 东芝开利集团的经营方针主な活動とSDGsMain Activities and SDGs / 主要活动及SDGs東芝キヤリアグループでは、2015年度から今年度までの4年間を中期として、中期テーマに「SustainableSociety:持続可能な社会」を掲げ、毎年個別の単年度テーマを設定して社会・環境報告書を作成してきました。持続可能な社会を構築するためには、「地球温暖化抑制」「化学物質管理」「資源有効活用」「水資源有効活用」が重要であると考え、2015年度の「地球温暖化抑制」を皮切りに、以降下図の順で単年度テーマを設定し、それぞれの課題について東芝キヤリアの活動とリンクさせてきました。2018年度は、最終テーマである「水資源有効活用」を取り上げ、製品や事業活動を「水」で掘り下げるとともに、水に関するトピックスや社内の関係者による座談会を通じて紹介していきます。社会・環境報告書の中期テーマ「Sustainable Society:持続可能な社会」中期最終年度は「水資源有効活用」を取り上げました東芝キヤリアグループ社会・環境報告書 4年間の設定テーマの流れTheme for the Medium-Term Social and Environmental Report “Sustainable Society” / 社会和环境报告中期主题「Sustainable Society:可持续发展社会」環境調和型製品のグローバルでの提供本報告書内に記載の下記内容に対応するSDGsは、かかわりの深い4項目を優先的に選択しました。製品製造時やサービス・工事時の環境負荷低減生物多様性保全活動環境教育環境イベント2018座談会2018地球温暖化抑制2015年度化学物質管理2016年度資源有効活用2017年度水資源有効活用2018年度また、持続可能な社会を考えた場合、生物多様性保全も重要です。2010年の生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)では、20項目の愛知目標が合意され、2020年までにこれらの目標を実現させるため、各国で施策を推進しています。東芝キヤリアグループはCOP10に先駆け、2009年度から国内拠点である富士工場、津山工場、掛川開発センターで絶滅危惧種の保護や植樹活動を行い、生物多様性保全につながる活動を行ってきました。また、2015年度からは、海外の3製造拠点(タイ2拠点、中国1拠点)でも同様の活動を行っています。この報告書では、愛知目標の10項目について実施内容を整理して報告します。生物多様性保全のベースとなる地球環境の保全のためには、各拠点の製造活動時における公害防止などの環境法規遵守や、環境事故を起こして地球を汚染しないよう、グループ内拠点における内部監査や環境巡視などを行っています。 価値の高い環境調和型の製品を世界中に提供するためには、お客さまのニーズに対して迅速な対応を取り、全従業員が環境活動を理解したうえで、各事業のプロセスで環境保全に配慮していく必要があります。その核となる人財として、「東芝キヤリアecoスタイルリーダー」を登録・養成し、2020年度までに現在の160名から200名への拡大を目指しています。今年度は、ecoスタイルリーダーの養成活動の一環として、「植樹・夏休みに行った小学生の環境イベント・水をテーマにした座談会」にも参加してもらい、環境意識の醸成を図りました。このような活動への参加が、各職場での活動に活かされることを期待しています。社外の連携としては、東芝キヤリアを支える地域社会、調達取引先さま、施工業者さま、販売店さまをはじめとするステークホルダーの皆さまにも理解をいただき、東芝キヤリアグループ一丸となって、地球上のさまざまな国へ、より付加価値の高い環境調和型の製品を提供していきたいと考えています。「愛知目標」の10項目について実行し、生物多様性保全活動をグローバルに展開しますステークホルダーの皆さまと、付加価値の高い環境調和型の製品を提供していきます2東芝キヤリアグループ 社会・環境報告書 2018

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