社会・環境報告書 2019年
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廃棄物処理委託先監査の様子グリーンインダストリー認証式の様子現場での監査の様子(東芝キヤリア タイ社)JRコンテナ東芝キヤリアグループecoスタイルリーダーの活動共有サイト毎年グループ全体の環境教育を行うとともに、新入社員、一般社員、役職者、技術者、環境施設取扱者などについて、役割に応じた階層別、業務別教育を実施しています。2018年度の新入社員教育では、座学のほか、工場内の適正な廃棄物処理の様子やビオトープなどを見学し、職場や家庭において自身ができることを「マイecoチャレンジ」として宣言しました。また、国内では誰もが手軽に環境について学習できるeco検定(環境社会検定試験)の受験を補助・奨励しており、2018年度までに143名が合格しました。この合格者を含む各環境資格保有者を「東芝キヤリアグループecoスタイルリーダー」として登録し、より多くの従業員の環境意識醸成を図っています。2019年4月現在の登録者数は173名で、2020年度までには200名を目指しています。Fostering of environmental personnel / 培养环境人力资源環境人財の育成東芝ロジスティクス(株)との協働で、製品輸送の最適化を推進しています。主要輸送経路に使用するトラックの大型化および製品の小形化による積載効率の向上、JRコンテナやフェリーの活用、航空輸送の抑制によりCO2排出量の削減を図っています。さらに、各工場の製造品目を見直し、消費地の近くで生産することで製品物流を削減するとともに、東芝グループ内の製品混載、地区倉庫の削減、工場構内への保管推進や製品の客先直送化を進め、物流におけるCO2削減を図っています。Reduction of CO2 Emissions during Transportation / 削减运输时的二氧化碳排放量輸送時におけるCO2排出量の削減国内外ともに環境関連の法規は多く、しかも頻繁に改正が行われています。また、地域によって要求事項が異なるため、拠点ごとに関連する法規の改正情報を随時入手し、対応しています。近年の動向としては、土壌汚染対策法や廃掃法の電子マニフェスト化への法改正があり、各拠点での対応を進めています。また、事業プロセスでの化学物質管理システム「TOCACHEF」の 採用など、法規に関するチェック機能を備えたツールを活用し、より確実な管理を目指しています。Compliance Management with Environmental Laws and Regulations / 遵守相关环境法规環境関連法規の遵法管理国内外のすべての製造・開発拠点で環境規格ISO14001(2015年版)を取得しています(P25参照)。そのほか、2018年に東芝キヤリアタイ社が、タイ政府から「グリーンインダストリーレベル4」に認証されました。この認証制度は、製造プロセスと環境管理の継続的な改善の観点から、企業における環境にやさしい操業精神の醸成を目標としているもので、レベル4の条件は「すべての従業員が、より環境負荷の低い企業になるよう協力し、それが「文化」にまで達している(グリーン・カルチャー)」こととされています。Environment-related External Certification / 环境相关外部认证環境関連外部認証内部監査では、東芝グループ環境監査のスキームをもとに、当社の実態に合った「環境経営監査」「サイト監査」「製品技術監査」を実施しています。2018年度までに、サイト監査員20名、製品技術監査員18名、各国地域監査員9名が(株)東芝から認定されています。また、国内外で製造活動が拡大するなか、各国における法令遵守はもちろん、製造や開発分野で環境リスクのある拠点については、リスクの撲滅を最重要課題として環境推進実行責任者が「グローバル環境巡視」を実施しています。現地を訪問し、内部監査による指摘があった場合はアフターフォローを行います。また、拠点特有の課題についても、各拠点の環境推進責任者と話し合いながら、迅速かつ確実に対応ができるよう支援しています。Internal Audits at Manufacturing and Development Sites / 生产研发基地的内部审计製造・開発拠点の内部監査ます14東芝キヤリアグループ 社会・環境報告書 2019よヨットの推進力は再生可能エネルギー(掛川/エコドライバー) た太陽光、自然の恵みを有効化(関係会社/佐藤 達之)

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