社会・環境報告書 2019年
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①エアーコンプレッサー用の冷却水の改善①大型環境試験室③工場換気扇の高効率化VSD循環ポンプ補給水(井水)15℃32℃クーリングタワーTOCACHEFの承認ワークフロー(例)申請部門・仕入れ先から SDS入手環境部門・環境法令・環境への影響・排出率 など安全部門・労働安全基準・人体への影響・使用上の注意 など環境責任者・拠点での 使用許可閲覧者・他拠点での 導入検討TOCACHEF・全データ保管・承認進捗管理申請承認承認承認閲覧申請画面・商品名 ・使用工程・SDS記載の 化学物質 など各建家へ冷却水入各建家へ圧縮エアー工水ヘッダー工水槽給水(井水)15℃工業用井戸および、地下水浄化排水ポンプ16℃エアーコンプレッサー(5台)21℃冷却水出クーリングタワー設備停止为您介绍事业过程中的环境活动Here is an overview of our environmental activities in business process控制全球变暖活动的事例Examples of Global Warming Prevention Activities地球温暖化抑制活動の事例资源有效利用的事例Examples of Effective Use of Resources資源有効活用の事例化学物质管理的事例Examples of Chemical Substance Management化学物質管理の事例①試験室の電力削減活動(掛川開発センター)掛川開発センターでは、エネルギー消費量の90%超を試験評価業務が占めており、試験設備のエネルギー削減が大きな課題です。2018年度は、大型環境試験室における使用熱源の最適化により、電力起因で164t-CO2/年、継続的に推進しているボイラーレス化により、燃焼系で60t-CO2/年、合計224t-CO2/年のCO2排出量を削減しました。②試験室水槽設備の改善(富士事業所)運転試験において、負荷側を模擬する水槽設備の熱源を、従来は工場のボイラーを使用していましたが、これを当社CAONSと電気ヒーターの併用方式に変更することで、24.9t-CO2/年の排出量を削減しました。③拠点の継続的な電力削減活動(東芝キヤリア タイ社)東芝キヤリアタイ社(TCTC)では、継続的に省エネ施策を進めています。構内エアコンの中央コントロール化、換気扇のVSD(モーター速度制御)導入、クーリングタワーのモーターのインバーター導入などにより、2015年度から2018年度までの間に435t-CO2/年の排出量を削減しました。④塗装設備生産性改善(津山事業所)USXシリーズの板金塗装工程見直しにより、時間あたりの塗装数の増加と塗装不良の低減をすすめ、生産性を向上するとともに29t-CO2/年の排出量を削減しました。①冷却水を地下水に変更(富士事業所)エアーコンプレッサー用の冷却水設備(クーリングタワー・循環ポンプ)には、従来まで工業用水を使用していました。この設備を撤廃し、冷却水に既存の井水(地下水)と地下水浄化排水を利用する方式に切り替えました。その結果、CO2排出量を40t-CO2/年、水受入量を11t/年削減しました。②部材運搬の通い箱化(東芝キヤリア タイ社)部材メーカーより部材が納入される際、傷つき防止用緩衝材でカバーされた状態で受領していましたが、この緩衝材は再利用できず廃棄物となっていました。そこで、緩衝材を再利用可能な保護材つき金属製通い箱に変更することで、廃棄物量を約5t/年削減することができました。①排水処理工程用化学物質の変更(津山事業所)従来、排水処理工程には塩化第二鉄を使用していました。これはPRTR法(化学物質排出管理促進法)対象物質であり、使用量の削減対象物質であると同時に、取り扱いでも安全上の注意を要する物質でした。そのため、法令対象外のポリ硫酸第二鉄へ変更したことで報告対象化学物質を約7t/年削減しました。また、塩化第二鉄は事業所で唯一の報告対象物質でしたが、変更後は行政への報告業務もなくなり、作業者の安全性だけでなく作業性も向上しました。②事業系化学物質管理システム/TOCACHEFTOCACHEFは、製造時の化学物質管理システムとして、化学物質を含有する新規の材料を採用する際、専門部署による厳格な社内回付や、承認された化学物質の使用量や排出量の記録に使用されています。事業所間のデータ共有も可能で、現在、国内と中国およびタイの一部の製造・開発拠点への展開が完了しています。20東芝キヤリアグループ 社会・環境報告書 2019お思いやり 人と環境 リサイクル(津山/またやん) く空調メンテで電気の節約(津山/村田 裕也)

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