東芝キヤリアグループ社会・環境報告書2020
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①稲作体験(TCFG) ②小学生環境イベント(富士)③ゴーヤの「緑のカーテン」(FRC) ④カブトムシ寄贈(掛川)①ビオトープ(富士) ②域外の生物調査(富士) ③メダカ(富士) ④ニホンウナギ(富士・域外)❶❶❷❷❸❸❹❹❶❶❷❷❸❸❹❹ 東芝キヤリア グループの取り組み愛知目標従業員教育、情報発信、外部との連携地球温暖化抑制、資源有効活用化学 工場 環境方針、第6次環境アクションプランの実行、ISO14001目的・目標への取り組み自然生息地と自社拠点を結ぶ生態系ネットワークの構築、植林活動普及啓発戦略・計画への取り組み持続可能な生産生息地破壊の抑止目標 1目標 2目標 4目標 5保护生物多样性的活动Biodiversity Conservation Activity生物多様性保全活動座学の環境教育のほかに、体 験学習を行っています。(TCFG) では稲作体験を通じて、従業員の環境意識を醸成しています。(FRC)では拠点内にゴーヤで「緑のカーテン」をつくり、遮熱・省エネに役立てています。(富士)や(掛川)では、社外教育として近隣地域の小学生を対象に環境教育を実施しました。また、敷地内で刈った草を集めてカブトムシの産卵場所を設け、育った幼虫を近隣の保育園に寄贈して教育の機会を提供しています。各拠点で生物調査を実施し、在来種と外来種の生息状況を確認しています。(津山)では、構内の調整池の池干しに合わせてクサガメやウシガエルなどの外来種を駆除しました。その際、モロコ、メダカ、ヌマエビなどの在来種は一時的に隔離し、池干し後に戻しました。(TCAC)では、近隣企業やNGOと協力し、中国浙江省の河川敷で外来種植物であるカナダアキノキリンソウの刈り取りを行っています。(富士)のビオトープは、敷地中央エリアから敷地の端に移転したこと で、外部環境とのつながりをより強化しています。移転先の近くには工場敷地からの最終放流口があり、その先の外部河川である田子江川の生物調査を実施した結果、絶滅危惧種のニホンウナギなど、多種の生物が確認できました。また、トンボのヤゴや、元の場所から移殖してきた絶滅危惧種のメダカ、シランなどが生息し、それらを保護しています。生物調査の結果を含め、今後の活動に役立てるとともに、社内外へも発信していきます。地域に生息する絶滅危惧種を保護しています。構内活動として、(TCTC)がモクレンの一種、(TCAC)がイチョウなどを植樹し、成長を観察しています。(津山)では、生育環境を整備してサクラタデやムラサキセンブリなどを増やしています。(掛川)では、トノサマガエルなどが産卵する湿地が干上がらないよう、ネットを張って日陰をつくっています。構外活動としては、(TCFG)ではマメ科のナンバンサイカチなどの植物を植えたり、(TCTC)ではタイの国立公園内で絶滅危惧種の動物を保護するため、「塩舐め場」を整備したりしています。※「にじゅうまるプロジェクト」 東芝キヤリアグループは、生物多様性保全の国際的指標である「愛知目標」に基づき、各拠点でさまざまな活動を行っています。活動は各拠点の「東芝グルー また、日本国内の各社・各団体の活動を取りまとめる「にじゅうまるプロジェクト」※に活動を登録しています。目標5のほか、1、9、12、14に貢献拠点内自然の保護と域外生態系とのリンク・貢献目標12のほか、2、5、11、19に貢献拠点内外の絶滅危惧種保護目標1のほか、2、14、19に貢献環境教育関連目標9のほか、1、2、19に貢献拠点内外の外来種の調査と防除● 文中の拠点名表記について…(富士): 富士事業所、(掛川): ーバリューチェーンマネジメントー地球環境と向き合う19東芝キヤリアグループ 社会・環境報告書 2020Tackling the Global Environment –Value Chain Management– / 面对地球环境 ー价值链管理ーふ冬コタツ 体もすっぽり ストーブOFF(富士/ナーガス) こごみ箱へ 入れる前に再確認 地球にやさしいリサイクル(富士/内藤 真吾)

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