東芝キヤリアグループ社会・環境報告書2020
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それぞれのモジュールごとにバックアップ運転※ユニバーサルスマートXシリーズ以外に、本ページ掲載の製品では、CAONS700、熱回収CAONS、PROCOOLにも搭載されています。タブレットモジュールコントローラー(ユニバーサルスマートX内蔵)さらに、それぞれの圧縮機ごとにバックアップ運転コンプレッサー圧縮機圧縮機圧縮機圧縮機通常は冷熱源と温熱源が別々低温殺菌等加熱負荷ボイラー冷却塔30℃35℃120℃蒸気70℃80℃冷却水系統から排熱回収低温殺菌等加熱負荷冷却塔熱回収熱源機30℃35℃30℃70℃80℃75℃85℃排熱回収導入前導入後熱回収冷却する加熱する<水熱源>地熱/地下水製造ライン機械冷却水など<利用側>加熱工程洗浄工程給湯・暖房など25℃~85℃ 20℃~80℃ モジュールを真横から見たところモジュールの中にある4つのコンプレッサーのうち1つが故障しても、他の3つは稼働熱源ユニット循環用ポンプ洗浄機・加温装置等供給ユニット循環加温冷風の再利用も可能(イメージ)1st stageコンプレッサーで加温2nd stageコンプレッサーで、さらに加温空気の熱空気の熱空気の熱ターボ冷凍機ターボ冷凍機10℃~40℃ 5℃~35℃ ユニバーサルスマートXシリーズ-15℃~55℃まで対応 空冷ヒートポンプ熱源機空冷ヒートポンプ熱源機として、大規模施設や低外気温地域で活躍しています。高い空調システム制御能力で、建屋面積が広い工場の空調設備のエネルギーコスト削減に貢献します。CAONSシリーズ30℃~90℃まで対応 循環加温ヒートポンプ生産プロセスで出た熱を、冷媒を使って空気中から汲み上げ、循環させて水を加熱するのが循環加温ヒートポンプ「CAONS」です。こうして得た熱を、別の熱が必要な生産プロセスに利用し、エネルギーの消費やランニングコストを削減します。熱回収CAONS/熱回収SFMC5℃~85℃まで対応 熱回収ヒートポンプ●90℃までのお湯をつくることが可能2つのDCツインロータリーコンプレッサーで最適制御し、2段階で高温にします。高温になった冷媒の熱を水に伝え、循環する水の温度を上げて90℃の高温に保ちます。排出される冷風を冷房用途として使うこともできます。●水熱源から水をもらい、適した使用温度で再利用水熱源の入口温度は10℃~40℃で回収し、加温工程では50℃~85℃の中・高温熱の供給が可能です。冷却・加熱の両方の工程がある施設で省エネに貢献します。また、加熱で用いられるボイラーからの代替あるいは併用で、エネルギーコストの削減が期待できます。●遠隔操作で運転データを把握モジュールコントローラーに無線LANを標準搭載しています。設備の管理担当者は、マシン本体のサービスパネルのところまで行かなくても、運転時間・運転圧力・故障履歴などのデータは、専用アプリを搭載したタブレットなどで確認できます。●モジュールinモジュールでリスク分散※4つの独立した冷媒回路で構成された「モジュールinモジュール」を採用しています。モジュールごとのバックアップ運転を行い、さらにそれぞれの圧縮機ごとにもバックアップ運転を行うことで、稼働能力の安定とリスク分散を同時に実現しています。空調1製造工程1製造工程2●搬送熱ロスを削減動力室にあるボイラーで加熱された蒸気は、搬送過程で放熱してロスが出るため効率的ではありません。製造設備の近くにCAONSを分散して設置することで、発生した熱のロスを防ぐことができます。特集2工場の省エネソリューションの紹介お客さまとのかかわりRelationship with Customers / 公司与顾客的关系それぞれ別の温熱源と冷熱源から出ていた排熱を捨てずに回収して再利用します。例えば工場では、地熱や地下水、機械の冷却水から出る熱を別工程に使うことでエネルギーコスト削減につながります。また、かけ流し温泉の温排水から出る熱を回収し、給湯用の補助熱源として利用することもできます。塗装前処理(富士事業所)USX EDGE RUA-UP511HHWC-WH6701CAONS140再生プラ年間CO2排出量62%削減※VOC削減(コンプ)PVC削減年間CO2排出量○%削減※年間CO2排出量の削減比率エクセレントECPエクセレントECPVOC削減(コンプ)年間CO2排出量42%削減※再生プラ地球温暖化抑制※基準機種(2000年)との比較VOC削減(筐体)VOC削減(コンプ)年間CO2排出量45%削減※エクセレントECP25東芝キヤリアグループ 社会・環境報告書 2020ーステークホルダーエンゲージメントー社会とともに歩むGoing Forward Together with Society –Stakeholder Engagement – / 与社会同行 ー利益相关方参与ーき今日もまた どこかで溢れる無駄エネルギー 拾って再生エネルギー(富士/高山 周史)

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