東芝キヤリアグループ社会・環境報告書2020
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本報告書内に記載の下記内容に対応するSDGsは、かかわりの深い4項目を優先的に選択しました。環境教育環境調和型製品のグローバルでの提供製品製造時やサービス・工事時の環境負荷低減生物多様性保全活動グリーン調達座談会2020東芝キヤリアグループのバリューチェーンは、空調・熱源にかかわる製品・システムについて、開発から調達・製造・販売・据付工事・保守メンテナンス・製品廃棄に至るさまざまなステージがあり、環境負荷からの視点である「地球温暖化抑制」「資源有効活用」「化学物質管理」を常に考えながら事業を展開しています。また、当社グループの特徴を生かした製品開発を推進しながら、お客さまが満足する製品を提供し、SDGs達成のための課題解決に向けた取り組みを実践しています。例えば、持続可能な社会を目指すために、当社が提供する空調機器や熱源機器をさまざまな使用用途において最適化することで、都市、ビル、工場などでのエネルギー負荷低減を図りながら、快適性やヘルスケアにもつながる室内環境を提案しています。また、それらの製品を設置したり、設置後の点検や保守作業を行ったりする場合の環境への配慮にも積極的に取り組んでいます。本報告書では、バリューチェーンの各ステージにおける取り組みについて、環境負荷とSDGsの視点で整理し紹介しています。バリューチェーンにおける環境課題を明確にし、SDGsを見据えながらそれぞれのステージで解決に挑みます高付加価値の環境調和型製品を世界中に提供するためには、東芝キヤリアグループを取り巻くステークホルダーとの協働が重要です。ステークホルダーの筆頭である全従業員は、地球環境の動向を把握し、そして理解を深め、開発・製造から製品廃棄までの各ステージで、環境保全への確実な配慮をすることが必要になります。当社グループは、さまざまな環境教育のほか、環境活動の核となる人財を「東芝キヤリアグループecoスタイルリーダー」として登録しています。ecoスタイルリーダーは、環境関連の各種資格を保有し、国内ではeco検定合格者など環境に精通した人財でもあり、現在約220名が登録されています。一方、社外の連携としては、東芝キヤリアを支える地域社会、製品を製造していくために必要な調達取引先さま、販売店さまをはじめ、当社の製品を利用していただくお客さまなどさまざまなステークホルダーが東芝キヤリアグループの事業にかかわり、環境活動にご理解をいただいています。調達取引先さまには、グローバルで課題となっている製品化学物質管理にご協力いただき、調達品に関する化学物質データの提供と管理をお願いしています。また、お客さまからは幅広いニーズを積極的に取り入れ、環境負荷を低減するための省エネ提案を強化しています。これからもグループ一丸となり、地球上のさまざまな国へ、価値ある環境調和型製品を提供していきたいと考えています。ステークホルダーと連携し、付加価値の高い環境調和型の製品を提供します3東芝キヤリアグループ 社会・環境報告書 2020いいつも買う コンビニコーヒー 脱ストロー(富士/ジメジメ嫌い!) ろロバスト設計で 性能と安定性両立を目指す 技術者達(掛川/エコドライバー)

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