東芝キヤリア株式会社

ニュースリリース

富士事業所の新技術棟「e-Third」竣工について

2020年01月24日

東芝キヤリア株式会社

 東芝キヤリア株式会社(本社:神奈川県川崎市、取締役社長:久保 徹)の富士事業所(静岡県富士市)内で建設を進めてきた新技術棟「e-Third(イーサード)」が竣工し、本日関係者参列のもと竣工式を行いました。今後、内装工事等を実施し、5月から業務を開始する予定です。「e-Third」を、当社が世界で展開する技術開発の中枢と位置付け、国内外向け製品・ソリューションの研究・開発力を強化していきます。

 「e-Third」は“evolution + Technology hub in R&D"の略称で、東芝キヤリアグループのグローバルでの研究・開発の中核拠点の役割を担い、更に、東芝の空調事業部として現在の基礎技術を確立した第1世代、東芝キヤリアが設立され「ヒートポンプソリューションカンパニー」として技術革新を図ってきた第2世代に続き、CPS(サイバー・フィジカル・システム)の技術を第3世代で展開し、ソリューションを進化させていくという思いを込めています。

 「e-Third」では、執務エリアを実証実験オフィスとし、ブロック分けしたオフィスエリアに異なる空調システムを使用することによる比較実験を行います。空調設計者が自ら使用・体感できる環境とリアルタイムに表示される実証データを活用し、製品・ソリューション開発に繋げていきます。オフィスは、固定席に加えて「ABW(Activity Based Working)」の考え方を取り入れたスペースを各所に配置し、イノベーションスタジアム等を設置することにより、部門間及び個人間のコミュニケーション活性化と集中作業の両立を目指します。さらに東芝製の多機能画像センサ(SMART EYE SENSOR MULTI)や中央監視システム等を組み合わせてオフィスエリアの利用状況を見える化することで、省エネを図る他、オフィスの使い方を確認し、継続的にオフィスを進化させていきます。
 また、今秋にかけて空調機等の各種試験室の設置工事を進め、国内外向け製品の開発・スピード・商品競争力を向上させます。

 当社は、海外においても、東芝キヤリア中国社が開発・製造能力強化のため新社屋を建設中で、また欧州での事業強化のためポーランドに東芝キヤリア空調欧州社を設立しました。今後も当社は、グローバルに成長を続ける「ヒートポンプソリューションカンパニー」を目指し、競争力強化に向けた取り組みを進めていきます。


●新技術棟「e-Third」外観

完成写真

●実証オフィスイメージ               ●コラボレーションエリアイメージ
パース図

●建屋の概要
建屋概要

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東芝キヤリア株式会社 広報室 TEL:044-331-7401

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