熱源システム総合カタログ 2018年5月
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43システム例/インバーターポンプ内蔵複式ポンプシステム例(負荷側:変流量/熱源機側:変流量)●制御に使用する機器の一覧水温センサー(必須)10kΩ外付けセンサー2モジュールコントローラーに付属○流量計瞬時値計測ができ電圧または電流出力注)に対応したもの(入力レンジDC0~5V スパン調整可能)1○○●本製品を複数セット併用する場合や他熱源機を併用する場合は、水の取り合いに関する打合せが必要になりますので、別途お問い合わせください。●冷(温)水循環ポンプを内蔵しておりますので、配管システム全体を含めた試運転調整が必要となります(空調機の自動制御弁の強制開閉などを行なう必要があります)。●負荷側の必要流量を検知し、自動的に冷(温)水循環用内蔵ポンプの運転台数及び運転周波数を変動させます。「ポンプ性能特性」を参考に、システムとして必要な最大流量及び最大揚程を考慮して内蔵ポンプを選定してください。●内蔵ポンプ吸込側の施工(押込圧力・配管抵抗)にもご留意ください。内蔵ポンプ停止中のメカニカルシール部分からの空気混入を防止するため、内蔵ポンプの吸込側が負圧にならないようにしてください。もしくは、混入した空気が熱源機内部に溜まることのないよう、入口側集合水配管が熱源機の冷(温)水入口配管より上になるようにしてください。特に、熱源機の入口側に開放式クッションタンクを設ける場合はご注意ください。●省エネ性を向上させるため、2次側は二方弁などによる変流量システムにすることをお勧めします。●本製品がシステムの最も高い位置になる場合は、各モジュールの入口配管に自動空気抜き弁(逆止機能付き)を設けてください。●水温制御性を確保するため、本製品とバイパス回路の間に十分な保有水量を確保してください。仕様表に記載している値は、モジュール1台が最低運転時間である3分間連続運転できる水量です。この値は機器を保護するために必要な最小保有水量ですので、送水温度のばらつきを少なくするためには、できるだけ多くの保有水量を確保してください。●システムによって差圧弁や流量計が必要な場合があります。この場合、差圧弁と流量計は本製品と別々に電源を取ってください。差圧弁や流量計の配線方法につきましては、各々のメーカー指示に従って行ってください。●本システム例以外のシステムにも対応しますので、別途お問い合わせください。1. 負荷側ポンプの流量と熱源機の運転流量にアンバランスが発生する場合がありますので、常時開となるフリーバイパス回路を施工してください。2. 熱源機内蔵の出入口水温センサーと往水管と還水管の水温センサーT1, T2により、システム内の温度バランスを検知し、推定負荷側流量と熱源機側流量のアンバランスが小さくなるように冷(温)水循環用内蔵ポンプの運転台数及び運転周波数を制御します。モジュールコントローラーに付属された外付けセンサーを往水管と還水管に施工し、モジュールコントローラーに接続してください。3. システムに流量計F(現地手配)がある場合は、その出力をモジュールコントローラーに接続してください。これにより、負荷側流量を直接検知した制御が可能になります(流量計を使用する場合でも、往水管と還水管への外付けセンサーの施工は必要です)。4. 冷(温)水循環用内蔵ポンプが運転しているモジュールの圧縮機は、出口水温が設定温度に近づくように運転台数及び運転周波数を制御します。注) 電流4-20mA信号の場合は250Ω±1%の金属皮膜抵抗(現地手配)を取り付けてください(その場合の入力レンジスパンはDC1~5V)。部品名仕様個数現地手配現地施工※ 熱源機とバイパス回路の間で  最小保有水量を確保してください。空調機膨張タンクフリーバイパス回路※熱源機側流量>負荷側流量熱源機側流量<負荷側流量空調機T2T1往水温度センサー還水温度センサー流量計圧力逃がし回路モジュールコントローラーMCINVINVF

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