ビル用マルチ空調システム総合カタログ2023年5月
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外気処理エアコン●据え付けに関するご注意と制約事項 外気処理エアコンを5台以上接続する場合には、以下の制約があります。・外気処理エアコンと室内ユニットの合計容量は、室外機容量の90~100%の範囲で選定してください。・暖房運転可能範囲(外気温度)は、-5℃以上です。・スーパーマルチuシリーズ据付説明書の     に従い「室内ユニットによる補正冷媒量」の追加充填を冷媒追加お願いします。 ●ご使用にあたっての注意事項・外気処理エアコンは外気負荷を1次処理するエアコンで、室内温度を一定にするものではありません。室内の空調負荷は、別の空調用室内ユニット等にて対応してください。・外気処理エアコンは吹出温度が空調用室内エアコンと異なりますので、吹出口を配慮して設置してください。・吸込側空気は外気だけを吸い込むようダクト接続してください。ダクトは結露防止のため、必ず断熱処理してください。・吸込側にフィルターの取り付けてください。フィルター未取り付けの場合、空調対象空間に塵埃が入ることやエアコン内部に埃が溜まり水漏れの恐れがあります。・外気処理エアコンは周囲温度が5℃以下にならない場所に設置してください。本体内部に加湿器を搭載し、かつ所定の温度以下になった場合、加湿器供給水が凍結し水漏れが起きる場合があります。・本機に標準もしくは別売品として装備できる加湿器は、定期的に保守・点検が必要です。・加湿器供給水は水道法水質基準に準ずる飲料水を使用し、 給水圧は0.05~0.5MPa、水温は5~30℃の範囲で使用してください。・冬期に長期間使用しない場合は水抜きを必ず行ってください。給水管内の水が凍結し水漏れの恐れがあります。再度使用する場合は加湿器給水配管の元弁を必ず開けてください。閉められたまま暖房運転を行うと吹出温度が高くなり、設定温度に制御ができなくなります。・加湿器搭載室内ユニットは、過加湿防止のため湿度調整器(現地手配)を取り付けてください。・外気処理エアコンと他の形態の室内ユニットはグループ運転できません。必ず別途にリモコンを設置してください。・外気処理エアコンは標準ワイヤードリモコンをメインリモコンとして使用してください。リモコンレスシステムでは使用できません。・空調管理システム、集中コントローラーを使用する場合は、空調用室内ユニットと外気処理エアコンのゾーン設定を分けて管理してください。・遠隔監視システムでは、異常データが出力されるので、外気処理エアコンは使用できません。ご注意ください。外気処理エアコンのみの接続ができます。②オプション部品の選択空気の清浄度を満たすために、高性能フィルター(フィルターチャンバー含む)を必要に応じて選択します。①外気処理エアコンと室内ユニットの合計容量は、室外機容量の80~110%。②室内ユニットとの混在での外気処理エアコンの接続容量は室内ユニット合計容量(外気処理エアコンを含む)の30%以下。外気処理エアコン-外気処理エアコン間落差は15m以内まで対応できます。室内ユニット6馬力×6台落差は15m以内48馬力システム例①②を満たしています。外気処理エアコン5馬力×3台※スーパーモジュールマルチiは冷房・暖房ともに16℃~27℃になります。①外気処理エアコンと室内ユニットの合計容量は、室外機容量の80~100%。②外気処理エアコンは2台以下。③外気処理エアコンの接続容量は、室内ユニット合計容量(外気処理エアコンを含む)の30%以下。落差は0.5m以内外気処理エアコン-外気処理エアコン間落差は0.5m以内としてください。(参考)□建築物衛生法(略称)抜粋空気環境に係る維持管理基準空気1m3につき0.15mg以下1浮遊粉じんの量2一酸化炭素の含有率100万分の10以下(10ppm以下)3二酸化炭素の含有率100万分の1000以下(1000ppm=0.1%以下)1)17度以上28度以下2)居室における温度を外気より低く4湿度する場合は、その差を著しくしないこと5相対湿度40%以上70%以下1秒間につき0.5m以下6気流7ホルムアルデヒドの量空気1m3につき0.1mg以下□室内での1人当たりの必要外気量●人のCO2排出量は0.022m3(軽作業1時間)。これを0.1%まで希釈するのに必要な大気の量は 0.022m3/(0.001-0.003)=31.43m3(0.03%の炭酸ガスを含む)●建築基準法(施行令第20条の2第2号)では1人20m3以上の換気量を指定。●ASHRAE(アメリカ暖房・冷凍空調学会)では、タバコのにおい等も考慮して30m3がガイドライン。③機外静圧の確認給排気及び外気取り入れダクトの長さ・形状による機外静圧を確認します。工場出荷時18℃25℃外気処理エアコンのみの接続はできません。設定範囲※13℃~25℃18℃~30℃52外気処理エアコン選定のポイントビル管理法で外気の導入や湿度管理が求められ、必要風量から機種を選定します。①処理風量と適用面積の目安を計算一般事務所の場合:一人当たりの換気量25㎥/h、在室密度5㎡/人P224形処理風量適用面積1,680㎥/h÷25㎥/h・人×5㎡/人=336㎡システム仕様接続可能システム●スーパーモジュールマルチiは、室内ユニットと混在システムのみに対し、スーパーマルチuと接続の場合、外気処理エアコンのみの接続も可能。運転可能範囲●運転可能範囲につきましては、各室内ユニットにより異なりますので、各室内ユニットのページをご参照ください。接続容量範囲と許容落差●スーパーマルチuと接続の場合●スーパーモジュールマルチiシリーズと接続の場合設定温度範囲モード冷 房暖 房

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