ビル用マルチ空調システム総合カタログ 2019年2月
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21[スーパーマルチmini][スーパーマルチmini暖太郎] 既設製品が店舗・オフィス用カスタムエアコンの場合は既設配管の再利用は初めてですか?既設製品は冷房運転が可能ですか?既設製品に過去1年間にコンプレッサーロック等の故障がありませんでしたか? ガス漏れなどが原因で故障、頻繁なガスチャージはありませんでしたか? 既設配管の配管長、配管径、高低差は当社規定の範囲内ですか?現地冷媒追加充填量のうち、液管実長分の追加量は当社規定の範囲内ですか?既設製品のオイルの種類は下記ですか?●鉱 油…スニソ、フレオールS、MS●合成油…アルキルベンゼン系(HAB、バーレルフリーズ)全般、エステル系全般、エ一テル系PVEのみ[HP-5Sは不可]既設配管の肉厚、質材は適正ですか? ※    、    <既設配管の配管径と肉厚について>を参照既設配管に中間トラップはないですか?既設システムで冷房運転を実施 ※冷房運転は配管洗浄、油回収のため、30分間以上の運転が必要※室外機へのポンプダウン可否は既設製品に従ってください冷媒回収装置で冷媒回収を実施再利用する配管以外の配管および機器を撤去再利用する配管の窒素フラッシングを実施※窒素フラッシングにて配管内の残留物を除去※窒素圧1.5-2.OMPaで実施※上から下へ窒素フラッシングすることフラッシングにより変色した油や多量の不純物が排出しませんか?※油は劣化すると濁った色(黒っぽい色)になります。油の色は    <冷凍機油の劣化について>を 参照し、判定してください。ASTM標準色で4.0以上はNG。 不純物:カーボンスラッジ、摩耗粉、酸化銅、水分など既設配管部のみで気密試験(4.15MPa)を実施しリークはありませんか?※19.1×t1.0のO材・OL材を使用する場合は、気密試験を「■注意事項」記載の方法にて 実施ください。(φ22.2×t1.0のO材・OL材についてはH材に変更してください。)以後は製品の工事手順、機器同梱の据付説明書による標準施工手順に従い、施工を行ってください。1事前判定2配管判定3撤去・据付はいいいえいいえいいえ分岐管の耐圧は4.15MPa以上ありますか?いいえあったあったいいえいいえいいえいいえあるできない排出したリークしたはいない既設製品は店舗・オフィス用カスタムエアコンの同時ツイン、同時トリプル、同時ダブルツインシステムですか?はいないはいはいはいはいいいえはいいいえいいえはいはいない室内分岐管の形状はY形、ヘッダー形ですか?T形ですか?※オリフィス付など特殊な分岐管は使用不可いいえはいはいできるしないない■一般事項スーパーマルチminiは、次のフローに基づく判定条件を満足し、かつフロー手順による工事がなされている場合、店舗・オフィス用カスタムエアコンの既設配管が利用できます。●弊社では、R410A冷媒採用エアコンに想定される残油量のR22冷媒用潤滑油を混入した耐久試験にて、部品劣化・性能低下などの悪影響を及ぼさないことを確認しました。ただし、極端に劣化した油が混入した場合は除きます。●店舗・オフィス用カスタムエアコンの限られた配管分岐仕様(同時ツイン、同時トリプル、同時ダブルツイン)においては、残油量が限定的であり、フロー判定条件を満足し、かつフロー手順による工事がなされている場合、既設の縦引配管および横引配管の再利用を可能としました。●既設配管のガス漏れ確認、配管強度に関する信頼性確認は従来通り現地施工区分です。当社は保証いたしかねます。●本内容は当社マルチエアコンにおける見解であり、他社R410A冷媒採用マルチエアコンでの既設配管を利用した工事等を保証するものではありません。■使用可能配管範囲●R22冷媒採用の店舗・オフィス用カスタムエアコン同時ツイン、同時トリプル、同時ダブルツインシステムの縦引き配管および横引き配管。●既設配管のガス漏れ確認、配管強度に関する信頼性確認は従来通り現地施工区分です。当社は保証いたしかねます。●配管および分岐管の耐圧が4.15MPa以上であること。但し、既設配管のφ19.1×t1.0(O・OL材)については、気密試験をガス管側と液管側とで異なる圧力にて実施することで使用可能です。(φ22.2×t1.0のO・OL材についてはH材に変更してください。)※1表1表2表3※2※3※321●配管長、配管径、高低差は、23ページの表「再利用可能な既設店舗・オフィスカスタムエアコンの許容配管長、高低差、配管口径」の範囲内であること。※23ページの表「再利用可能な既設店舗・オフィスカスタムエアコンの許容配管長、高低差、配管口径」を参照スーパーマルチmini●既設配管の再利用

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