ユニバーサルスマートX(エックス)2013年2月
35/76

34ポンプ特性インバータポンプ内蔵▌単式ポンプ 標準システム・例 (負荷側:変流量,熱源機側:変流量)▌単式ポンプ 他熱源併用システム・例 (負荷側:変流量,熱源機側:階段変流量(他熱源は定流量))1.熱源機内蔵の出入口水温センサと往水管と還水管の水温センサT1, T2により、システム内の温度バランスを検知し、推定負荷側流量に近づくように冷(温)水循環用内蔵ポンプの運転台数および運転周波数を制御します。モジュールコントローラに付属された外付けセンサを往水管と還水管に施工し、モジュールコントローラに接続してください。2.システムに流量計F(現地手配)がある場合は、その出力をモジュールコントローラに接続してください。これにより、負荷側流量を直接検知した制御が可能になります(流量計を使用する場合でも、往水管と還水管への外付けセンサの施工は必要です)。3.冷(温)水循環用内蔵ポンプが運転しているモジュールの圧縮機は、出口水温が設定温度に近づくように運転台数および運転周波数を制御します。4.負荷側の要求流量と熱源機の運転流量にアンバランスが発生する場合がありますので、往水管と還水管の差圧検知によるバイパス弁V(現地手配)を施工してください。バイパス弁Vの制御はモジュールコントローラによって行なわれます。5.運転停止中でも凍結防止のために内蔵ポンプを自動運転します。流路を確保するため、バイパス弁を強制的に開く場合があります。その場合、負荷側機器に送水されない場合もありますのでご注意ください(負荷側機器へ送水したい場合は、バイパス弁を開かないように設定する代わりに、内蔵ポンプの凍結防止運転に合わせて負荷側機器の二方弁を開くようにしてください)。1.冷(温)水循環用内蔵ポンプは熱源機運転容量に合わせた定速の台数制御(階段変流量)を行ないます。2.冷(温)水循環用内蔵ポンプが運転しているモジュールの圧縮機は、出口水温が設定温度に近づくように運転台数および運転周波数を制御します。3.負荷側の要求流量と熱源機の運転流量にアンバランスが発生する場合がありますので、往水管と還水管の差圧検知によるバイパス弁(現地手配)を施工してください。4.運転停止中でも凍結防止のために内蔵ポンプを自動運転します。流路を確保するため、バイパス弁を強制的に開くようにしてください。その場合、負荷側機器に送水されない場合もありますのでご注意ください(負荷側機器へ送水したい場合は、バイパス弁を開かないように設定する代わりに、冷(温)水循環用内蔵ポンプの凍結防止運転に合わせて負荷側機器の二方弁を開くようにしてください)。●制御に使用する機器の一覧部品名仕様個数現地手配現地施工水温センサ(必須)10kΩ外付けセンサ2モジュールコントローラに付属○流量計瞬時値計測ができ電圧または電流出力注)に対応したもの(入力レンジDC0~3.3V スパン調整可能)1○○差圧計(必須)瞬時値計測ができ電圧または電流出力注)に対応したもの(入力レンジDC0〜3.3V スパン調整可能)1○○バイパス弁(必須)電流入力DC4〜20mAで比例制御ができるグローブバルブ(スパン調整可能)1○○注) 電流4-20mA信号の場合は150Ω±1%の金属皮膜抵抗(現地手配)を取り付けてください(その場合の入力レンジスパンはDC0.6~3V)。 バイパス弁は入力インピーダンスは500Ω以下としてください。

元のページ  ../index.html#35

このブックを見る