ユニバーサルスマートX(エックス)2013年2月
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73保守メンテナンスのご紹介用途、使用条件はお客様により様々です。お客様のニーズ、使用状況に応じた保守メンテナンス計画をご提案いたします。これはチラーを運用するお客様の願いであり、CO2削減に繋がるものであります。これをかなえるには、メンテナンスの質が鍵となります。メンテナンスを充実させると省エネ性能の維持だけでなく、安全運転の継続と不測事態の予防が可能となり、お客様にとって省エネルギーだけでなく予防保全・信頼性向上の観点でも極めてメリットが大きいと云えます。質の高いメンテナンスは、使用しているチラーの設計思想・内部構造を熟知している製造メーカーだからこそ実現可能になります。日常点検項目 ~お客様に行っていただきたい項目~定期点検項目保守メンテナンス計画ユニバーサルスマートXの優れた性能維持質の高いメンテナンスの提供○点検メニューに応じた点検実施要綱をご提示させて頂きます。保守点検実施要綱〈遠隔監視+現地点検(年2回)〉遠隔監視(24時間365日監視)運転状態の点検運転状態の異常の有無  点検内容圧縮機関係 : 運転圧力測定、容量段数制御確認蒸発器関係 : 冷温水出入口温度、ポンプインバータ周波数冷媒回路関係 : 液管温度、吐出・吸入ガス・外気・熱交温度制御関係 : 温度制御その他 : 圧縮機運転時間、回数、故障履歴、故障コード   月報の提出  運転前の確認電装品のビス増締め及び絶縁測定、冷媒漏れ確認、補機類の運転確認2次側ポンプ連動確認内蔵ポンプ本体、ケーシング、架台に塗膜キズ、ハガレ・錆の有無運転状態の点検及び調整運転調整、保護装置作動確認、内蔵ポンプ作動確認  点検内容圧縮機関係 : 異常音・振動・異常過熱の確認、圧力計凝縮器関係 : コイル目詰り・汚れの確認送風機関係 : ファンモーター異常音蒸発器換気 : 保温材、Y型ストレーナー分解清掃(必要に応じ実施)冷媒回路関係 : 四方弁動作、膨張弁動作、キャピラリーチューブ等接触有無確認保安装置関係 : 圧力スイッチ作動確認(圧力スイッチ作動確認は冷房切替時のみ)制御関係 : 内蔵ポンプ運転確認電装品関係 : 電圧・電流値の測定、配線の緩み・過熱・端子の接触散水装置関係 : 散水装置凍結防止の為の水抜き作業(加熱運転時)(給水止、流量調整用バルブ全開、PIO制御基板設定、電磁弁開、水抜き) 作業報告書の提出○故障有無の確認○外観点検○運転時間の確認や運転状態の確認○グループコントローラによる運転傾向管理 ※1故障ランプが点灯していないか確認します。機器の前で聴覚により異常音を確認します。モジュールコントローラー及び各モジュールの操作基板で確認します。各温度の変化状況をグラフにて確認することができます。各モジュール内冷凍サイクル温度まで確認が可能です。各電装部品の組込み状態をチェックします。圧縮機が正常に運転していることを確認します。内蔵インバータポンプが適正に追従していることを確認します。運転状況を熱源側、負荷側含めて総合的に確認します。過去16回分の故障発生履歴を確認できます。○電装品の点検○圧縮機運転確認○内蔵ポンプINV運転確認○各種制御確認※1)グループコントローラはオプション仕様品となります。保守点検(年2回)LMC(保守メンテナンス計画)■RUA-SPシリーズ運転条件:10時間運転(年間運転:運転時間約2,500時間)1 モニター定期点検  (遠隔監視+年2回点検)2 維持管理  水熱交換器薬品洗浄  空冷コンデンサー水洗い洗浄3 圧縮機整備  整備オーバーホール(圧縮機)作業4 送風機整備  整備(ファンモータ、プロペラファン)作業5 冷温水ポンプ整備  インバーター、冷水(冷温水)ポンプ6 予防保全部品交換整備  電気部品、他  電気部品、他1年目2年目3年目4年目5年目6年目7年目8年目9年目10年目11年目12年目13年目14年目15年目稼働年数設備内容お客様の使用頻度、設備の重要性、設置条件等を考慮し、お客様に合わせた保守メンテナンス計画を提供させて頂きます。保守メンテナンスのご紹介保守メンテナンスのご紹介

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