冷凍機・クーリングユニット 2011年10月
217/231

217多分岐連結運転1つの冷蔵庫を1台の冷凍機と複数の室内ユニットで運転するシステムです。各室内ユニットに対し、同じ台数分のコントローラが必要です。1台の冷凍機から冷媒配管を分岐して設置し、大きな冷蔵庫でも風速到達距離を確保する場合に適しています。この場合、各室内ユニットの除霜制御の同期化のためコントローラ間の通信配線と連動運転設定、アドレス設定が必要になります。また分岐台数に応じ、管内流速の確保に注意してください。このシステムでは最大9台の室内ユニットの運転が可能です。●多分岐連結運転時の配線とアドレス設定(単独運転時とは異なりますのでご注意ください。)①まず冷凍機と接続されているコントローラを親機とし、親機のアドレス設定を「0」に設定します。②その他のコントローラを子機として、各子機のアドレスを「1」~「8」にアドレスが重複し内容に設定します。③P1,P2、PG端子を各コントローラにシールド線(3芯、0.3mm2以上)で接続します。このとき、編組シールドをPG端子へ接続してください。子機のアドレスは「1」~「8」の間で設定し、「9」には設定しないでください。(連結運転できません)またアドレスが重複した場合は重複した子機のリモコンにエラー   を表示します。多分岐連結運転時は親機の運転制御にしたがい、子機が制御(除霜、冷却運転)を行います。※多分岐連結運転時の子機はコントローラによる制御が必要です。多分岐連結運転(3台並列の場合)の配線、設定例

元のページ  ../index.html#217

このブックを見る