クーリングユニット 2016年2月
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電気配線(つづき)2)並列運転1つの冷蔵庫を複数のシステムで運転します。冷凍能力が足りない場合や、万一1システムが異常停止しても他のシステムでバックアップします。この場合、各冷凍機の運転率、運転速度の均一化と除霜開始の同期制御を行うため、システム間通信配線及びコントローラのアドレス設定が必要になります。このシステムでは最大9台の並列運転が可能です。●並列運転時の配線とアドレス設定(単独運転時とは異なりますのでご注意ください。)①まず親機を1台決め、そのアドレス設定を「0」に設定します。②その他を子機として、各子機のアドレスを「1」~「8」にアドレスが重複しないように設定します。③P1, P2, PG端子を各コントローラにシールド線(3芯、0.3mm2以上)で接続します。シールド線の編組シールドは、各端子近傍のアースねじに接続してください。子機のアドレスは「1」~「8」の間で設定し、「9」には設定しないでください。(並列運転できません)またアドレスが重複した場合は重複した子機のリモコンにエラーを表示します。並列運転時は親機の運転制御にしたがい、子機が制御(除霜、冷却運転)を行います。親機が故障した場合は、子機のアドレス設定の若い順から自動的に親機となり運転を続けます。(上図の場合:親機→子機1→子機2)子機が故障した場合は故障した子機のみ自動的に単独運転(応急運転)に切り替わります。DIP1I DDIP2RSWO1DIP1I DDIP2RSWO1DIP1I DDIP2RSWO1アドレス設定スイッチ「0」システム間通信配線親機 コントローラアドレス設定スイッチ「1」システム間通信配線子機1 コントローラアドレス設定スイッチ「2」子機2 コントローラ室内ユニットコントローラ親機冷媒配管システム間通信配線冷凍機室内ユニットコントローラ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・子機1冷媒配管冷凍機室内ユニットコントローラ子機2冷媒配管冷凍機システム間通信配線並列運転(3台並列の場合)の配線、設定例■配線方法②(インバータ機)並列運転73並列運転方法

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