クーリングユニット 2017年2月
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3)多分岐連結運転1つの冷蔵庫を1台の冷凍機と複数の室内ユニットで運転するシステムです。各室内ユニットに対し、同じ台数分のコントローラが必要です。1台の冷凍機から冷媒配管を分岐して設置し、大きな冷蔵庫でも風速到達距離を確保する場合に適しています。この場合、各室内ユニットの除霜制御の同期化のためコントローラ間の通信配線と連結運転設定、アドレス設定が必要になります。また分岐台数に応じ、管内流速の確保に注意してください。このシステムでは最大9台の室内ユニットの運転が可能です。●多分岐連結運転時の配線とアドレス設定(単独運転時とは異なりますのでご注意ください。)①まず冷凍機と接続されているコントローラを親機とし、親機のアドレス設定を「0」に設定します。②その他のコントローラを子機として、各子機のアドレスを「1」~「8」にアドレスが重複しないように設定します。③P1, P2, PG端子を各コントローラにシールド線(3芯、0.3mm2以上)で接続します。シールド線の編組シールドは、各端子近傍のアースねじに接続してください。子機のアドレスは「1」~「8」の間で設定し、「9」には設定しないでください。(連結運転できません)またアドレスが重複した場合は重複した子機のリモコンにエラーを表示します。多分岐連結運転時は親機の運転制御にしたがい、子機が制御(除霜、冷却運転)を行います。※多分岐連結運転時の子機はコントローラによる制御設定が必要です。 詳細は51ページをご参照ください。DIP1I DDIP2RSWO1DIP1I DDIP2RSWO1DIP1I DDIP2RSWO1アドレス設定スイッチ「0」システム間通信配線親機 コントローラアドレス設定スイッチ「1」システム間通信配線子機1 コントローラアドレス設定スイッチ「2」子機2 コントローラ室内ユニットコントローラ親機冷媒配管システム間通信配線冷凍機室内ユニットコントローラ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・子機1室内ユニットコントローラ子機2システム間通信配線多分岐連結運転(3台連結の場合)の配線、設定例並列運転方法(つづき)多分岐連結運転74並列運転方法

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