店舗・オフィス用カスタムエアコン2024年1月
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積雪・降雪地域の室外機据付における注意事項●寒冷地・積雪地域では、室外機設置場所選定やオプション部品の有無によって以下のような不具合が発生する恐れがあります。●暖房運転・除霜運転の不具合や機器故障・破損を避けるため、以下のような場所への設置は避けてください。■落雪やつらら落下がある場所●落雪やつらら落下による空調機器の破損等の恐れがあります。●落雪やつらら落下の恐れがある場所に設置する場合は、防雪屋根等を設け、室外機を保護してください。(屋根強度を考慮のこと)落雪つらら注意219除霜水排出不良による室外機底板の凍結着霜過多、降雪付着による除霜不具合予想される積雪量より雪庇、つらら落下による室外機破損吹き溜まりへの設置による熱交換不具合基礎面より50cm以上寒冷地において、快適な暖房を維持するため、積雪・降雪地域における空調機器設置の対策を以下フローを参照に検討してください。■季節風が直接当たる場所●強い季節風によるファン破損、能力低下、着霜過多の恐れがあります。●強い季節風の影響が大きい場所に設置する場合は、吹出口、吸込口に防雪フード等を設け、直接的な影響を回避してください。熱交換器の埋没によるドレン排水不良に起因する熱交換器(ファン)破損、除霜(着霜)過多での快適性不良、熱交換低下での能力低下等の恐れがあります。●積雪・降雪による暖房運転・除霜運転の不具合や機器故障・破損を避けるため、以下の対策を検討してください。■積雪地●積雪の多い地域において室外機埋没を回避するため、設置地域の積雪量に応じて、予想される積雪量より50cm以上の高さ、最深雪量以上の高さに高置架台等を用いて設置してください。 ・高置架台はドレン排水を妨げないように、アングル構造のこと ・ドレン排水を妨げないように、室外機排水穴下に配管、基礎等の部材を通さないこと ・高置架台は降雪によりアングル枠への積雪で熱交換器等が閉塞しない構造のこと50cm以上■雪が吹き溜まる場所●吹き溜まりによる室外機埋没(破損、能力低下等)の恐れがあります。●吹き溜まりの恐れがある場所に設置する場合は、高置架台、棚(現地調達)等を設け、室外機周囲のスペースを確保してください。■寒冷地●冬季、外気温度が低い地域で除霜水による過度な凍結を回避するため、室外機排水穴の下方に氷が成長しないように基礎面より十分な高さを確保してください。(50cm以上推奨)●寒冷地向け以外の機器を、外気温度が低い環境で長時間暖房運転を行う場合(外気0℃以下12時間以上)、室外機底板の凍結を回避するため底板凍結防止ヒーターの併用を検討してください。1 積雪・降雪地域における設置場所の検討2 高置架台の設置検討(積雪対策)積雪・降雪地域の室外機据付における注意事項

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