店舗・オフィス用カスタムエアコン 2016年4月新価格版(確定版)
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219R22既設配管R22既設配管の使用一定の条件をクリアすれば、既設のR22配管を使用して、R32・R410A機種への更新も可能。対象機種はウルトラ・ゴールド・mini・暖太郎・冷専です。基本事項冷媒配管工事の3原則を確認・遵守ください。…①ドライ(配管内部に水分がない)、②クリーン(配管内部にゴミがない)、③タイト(冷媒もれがない)既設配管利用の制限事項①配管の傷やへこみが激しい場合。※R410Aは動作圧力が高く(R22比1.6倍)、傷・へこみ等の部分が最悪の場合、配管破裂などの原因になる。②既設配管の肉厚が規定の「配管径と肉厚」より下回っている場合。※薄肉配管では耐圧強度が不足し最悪の場合、配管破裂などの原因になる。③配管が外れた状態で放置されている、またはガスリーク(冷媒抜け)の状態である。※配管内に雨水、水分を含んだ空気が侵入している可能性がある。④(冷媒回収機による)冷媒回収ができない。※配管内に大量に不良な油、水分等が残っている可能性がある。⑤既設配管に市販のドライヤーが取り付けられている。※配管内部に銅錆(緑青)ができている可能性がある。⑥冷媒回収後、既設エアコンを配管から取外した時に油をチェックし、明らかに通常と異なると判断できる場合。※冷凍機油が緑色(銅錆)=水分が混入し配管内が錆びている可能性大。※変色した油、多量の残渣物、異臭等がある。※冷凍機油にキラキラした残磨耗粉が多量に見られる。⑦リース等でエアコンの据付け・取外しを繰返す場合。⑧既設エアコンの冷凍機油の種類が下記以外の場合。(鉱油)スニソ、フレ オールS、MS、(合成油)アルキルベンゼン系(HAB、バーレルフリーズ)全 般、エステル系全般、エーテル系PVEのみ※GHPで使用しているエーテル系のHP-5Sは使用不可。コンプレッサーの巻線絶縁不良となる可能性がある。⑨既設配管の断熱材が劣化している場合は修復してください。ご注意)●当社では、R410A採用エアコンにR22用潤滑油(油封入量の10%以内)を混入した 耐久試験で、部品劣化・性能低下の悪影響を及ぼさないことを確認しています。●本内容は当社エアコンにおける見解で、他社R410A採用エアコンでの既設配管利用 を保証するものではありません。同時ツインシステムで弊社純正分岐管*を使用している場合は再利用できます(*RBC-TK30、TK40、TK50、TK80、TK101、TW30、TW40、TW50、TW80、TW100、TW81、TW101)。同時トリプルシステムの既設エアコンでは耐圧強度が足りない分岐管を使用している場合がありますので、必ずR410A用の分岐管に交換してください。同時運転システムの分岐管について配管の養生について工 期1ヶ月以上1ヶ月未満問わず養生方法ピンチピンチまたはテーピング場所屋外屋内下記の場合は、既設配管をそのまま再利用できません。既設配管を洗浄するか、新規配管に取替えてください。注)流用する配管の傷やへこみの有無の確認、配管強度に関する信頼性確認は従来どおり現地施工区分です。  当社としては保証いたしかねます。φ6.4φ9.5φ12.7φ15.9φ19.10.80.80.81.01.0φ22.2φ25.4φ28.61.01.01.0肉 厚O材及びOL材の外径R410AR22■配管径と肉厚(mm)φ22.2以上は1/2HまたはH材を使用※φ12.7以下で肉厚0.7mmの場合は、必ず新規配管を施工してください。1)フレアナット二面幅:H 2)フレア加工寸法:AHA銅管外径R410A用R22用φ6.4 17 同上φ9.5 22 同上φ12.7 26 24φ15.9 29 27銅管外径R410A用R22用φ6.4 9.19.0φ9.5 13.213.0φ12.7 16.616.2φ15.9 19.719.4φ19.1 36 同上φ19.1 24.023.3■フレアナット再加工 配管耐圧の問題によりフレアナット・加工寸法の変更が必要な配管。(mm)(mm)R410A用は少し大きくなる。フレア面への冷凍機油の塗布は行わないでください。R410A・R32機種施工時の注意点工事区分の決定使用冷媒の確認気密試験真空乾燥冷媒追加充填ガス漏れチェック※冷媒配管工事施工図作成スリーブ・インサート工事室内ユニット据付ドレン配管工事ダクト工事断熱工事室外機基礎工事室外機据付電気・制御配線工事天井パネル取付試運転調整引渡し・取扱説明●窒素ガスで設計圧力まで 加圧。●リークテスタはHFC系用を使用。 ●適正追加冷媒量を確認。 ●ゲージマニホールド、チャージホース は専用品を使用。●追加充填量を室外機と試運転   チェックリストに記載。●冷媒配管肉厚は、  JISB8607 第2種 で規定。●ロー付け時は窒素 ブローをし、酸化皮 膜発生を防止。●真空引きは-0.1MPa以下。 ●真空ポンプは専用品(逆流 防止機構付)を使用。 ●ガスによるエアパージ厳禁。●工事●工事前※3原則を守ってください ○ドライ(配管内部に水分がない)○クリーン(配管内部に ゴミがない)○タイト(冷媒がもれない) R410A・R32用工具必要工具名用   途冷媒ボンベR410A専用品R32専用品冷媒充填用電子はかり 冷媒充填R410A用(通常のはかりは流用可能)真空ポンプアダプター真空引きゲージマニホールド・チャージホース真空引き、冷媒充填、運転確認など R410A用トルクレンチ(φ12.7、φ15.9)フレアナット接続R410A用(対辺幅が異なる)フレアツール配管フレア加工銅管の出し代調整でR22用器材使用可能リークディテクタガス漏れチェックHFC系冷媒対応用HFC系冷媒対応用R410AR32使用器材R410A用器材使用可能室内ユニットまたは室外機を長時間配管から外し開放状態にする場合は、右記のように配管を養生してください。養生を行わないと、配管内部で結露等により、水分や異物が混入し錆が発生する恐れがあります。錆は洗浄では対応できず、新規配管施工が必要です。●冷媒R410A・ R32を確認。(設計圧力4.15MPa)ウルトラゴールドmini暖太郎冷専R22既設配管

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