店舗・オフィス用カスタムエアコン[寒冷地用]暖太郎2013年5月
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36既設配管工事情報 更新1YESNONONOYES重要作業重要作業YES重要作業H1)フレアナット二面幅:H 2 )フレア加工寸法:A AR22既設配管の使用一定の条件をクリアすれば、既設のR22配管を使用して、R410A機種への更新も可能。対象機種は[寒冷地用]スーパーパワーエコ(P80形~P160形)全機種です。基本事項冷媒配管工事の3原則を確認・遵守ください。…①ドライ(配管内部に水分がない)、②クリーン(配管内部にゴミがない)、③タイト(冷媒もれがない)既設配管利用の制限事項同時運転システムの分岐管について下記の場合は、既設配管をそのまま再利用できません。既設配管を洗浄するか、新規配管に取替えてください。①配管の傷やへこみが激しい場合は必ず新規配管で施工ください。※R410Aは動作圧力が高く(R22に比べ1.6倍)、傷・へこみ等の部分が最悪の場合、配管破裂などの原因になる。②既設配管の肉厚が規定の「配管径と肉厚」より下回っている場合は必ず新規配管で施工してください。※R410Aは動作圧力が高く(R22に比べ1.6倍)、薄肉配管では耐圧強度が不足し最悪の場合、配管破裂などの原因になる。③配管が外れた状態で放置されている、またはガスリーク(冷媒抜け)の状態である。※配管内に雨水、水分を含んだ空気が侵入している可能性がある。④(冷媒回収機による)冷媒回収ができない。※配管内に大量に不良な油、水分等が残っている可能性がある。⑤既設配管に市販のドライヤーが取り付けられている。※配管内部に銅錆(緑青)ができている可能性がある。⑥冷媒回収後、既設エアコンを配管から取外した時に油をチェックし、明らかに通常と異なると判断できる場合。・冷凍機油が緑色(銅錆)=水分が混入し配管内が錆びている可能性大。・変色した油、多量の残渣物、異臭等がある場合。・冷凍機油にキラキラした残磨耗粉が多量に見られる。⑦リース等でエアコンの据付け・取外しを繰返す場合。⑧既設エアコンの冷凍機油の種類が下記以外の場合。(鉱油)スニソ、フレオールS、MS、(合成油)アルキルベンゼン系(HAB、バーレルフリーズ)全般、エステル系全般、エーテル系PVEのみ※GHPで使用しているエーテル系のHP-5Sは使用不可。コンプレッサーの巻線絶縁不良となる可能性がある。ご注意)●当社では、R410A採用エアコンにR22用潤滑油(油封入量の10%以内)を混入した耐久試験で、部品劣化・性能低下の悪影響を及ぼさないことを確認しています。●本内容は当社エアコンにおける見解で、他社R410A採用エアコンでの既設配管利用を保証するものではありません。●同時ツインシステムで弊社純正分岐管*を使用している場合は、これを再利用できます。 *分岐管形名)RBC-TK30、TK40、TK50、TK80、TK101、TW30、TW40、TW50、TW80、 TW100、TW81、TW101既設配管を再利用する場合の手順●既設のエアコンを取外す。既設配管の使用不可●新規配管を施工してください。●配管洗浄または新規配管を施工してください。再利用可能な東芝純正分岐管形名一覧RBC-TK30、TK40、TK50、TK80、TK101、TW30、TW40、TW50、TW80、TW100、TW81、TW101●試運転●気密試験、真空乾燥、冷媒追加、ガス漏れチェック●既設のエアコンが運転可能。●変色した油が出てこない。異臭がしない●既設配管に傷、ヘコミ、折れがない。●既設配管の配管径・肉厚が上表と異径配管接続の条件を満足する。●同時運転システムの分岐管は右記である。●冷媒回収装置を使用して冷媒を回収(圧力ゲージの目盛りが“0”になってから30分以上の回収装置運転を推奨。)●冷房運転約30分以上実施後、ポンプダウン●配管に室内ユニット、室外機を接続。・室内ユニット、室外機とも新しい機器に付属のフレアナットを使用する。(既設機器のフレアナットは再使用不可)・フレア 加工寸法はR410A用寸法に再加工。・P80形以上でガス管φ19.1mmを使用する場合は注)を参照のこと。フレア面への冷凍機油の塗布は行わないでください。注)■P80形(3馬力)以上の室外機でガス管φ19.1mmを使用する場合(当社R410A機種3~6馬力はガス管サイズがφ15.9mm)室外機サイクル制御基板上の既設配管スイッチをON側にあわせる。工場出荷時OFF→既設配管対応時ON(下表参照)(配管規格内に機器の冷凍サイクル圧力を制限するため、必ず設定してください。)[寒冷地用]スーパーパワーエコ配管の養生について室内ユニットまたは室外機を長時間配管から外し開放状態にする場合は、右記のように配管を養生してください。●養生を行わないと、配管内部で結露等により、 水分や異物が混入し錆が発生する恐れがあります。●錆は洗浄では対応できず、新規配管施工が必要です。工 期1ヶ月以上1ヶ月未満問わず養生方法ピンチピンチまたはテーピング場所屋外屋内注)流用する配管の傷やへこみの有無の確認、配管強度に関する信頼性確認は 従来どおり現地施工区分です。当社としては保証いたしかねます。φ6.4φ9.5φ12.7φ15.9φ19.10.80.80.81.01.0肉 厚O材及びOL材の外径R410AR22※φ12.7mm以下で肉厚0.7mmの場合 は、必ず新規配管を施工してください。銅管外径R410A用R22用φ6.4 17 同上φ9.5 22 同上φ12.7 26 24φ15.9 29 27銅管外径R410A用R22用φ6.4 9.19.0φ9.5 13.213.0φ12.7 16.616.2φ15.9 19.719.4φ19.1 36 同上φ19.1 24.023.3配管耐圧の問題によりフレアナット・加工寸法の変更が必要な配管。(mm)(mm)R410A用は少し大きくなる。P80・P112形P140・P160形SW09のビット4既設配管SW■配管径と肉厚(mm)

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