エコキュートエスティア2022年4月
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お湯の使い方の注意点■浴槽内の残り湯温度が低い場合に追い炊きすると、設定温度になるまでに時間がかかります。また、湯切れや途中で停止する場合があります。残り湯の温度が低い場合には、残り湯を半分ほど捨ててから湯はりすることをおすすめします。■湯水混合栓および浴槽循環口からの出湯温度は、配管からの放熱により、設定温度より低くなります。■給湯用水栓に逆止弁のついていない湯水混合栓を使用した場合や給湯用水栓が故障した場合は、沸き上げ中以外に逃し弁より排水される場合があります。この場合、水栓の修理、または交換が必要です。■シングルレバー湯水混合栓および手元ストップシャワー、マッサージシャワー等のシャワーヘッドを使用すると、出湯量が少なくなることがあります。■浴槽、シャワー、台所、洗面所などで2ヶ所以上同時にお湯を使用すると、出湯量が少なくなることがあります。■シャワー給湯栓には、やけどを防止するため、サーモスタット付き湯水混合栓(逆止弁付き)等を使用してください。■入浴剤などについて… 次のような入浴剤は使用しないでください。(機器故障の原因)●生薬(葉、茎、その他固形のもの) ●ミルク成分配合 ●発泡系入浴剤 ●異種の入浴剤を同時に混ぜたもの ●浴槽内での石鹸の使用●石鹸を浴槽内で泡立てないでください。※硫黄、酸、アルカリを含んだ入浴剤、洗剤は使用しないでください。入浴剤、洗剤を使用するときは注意書きをよく読んで、機器に影響のないものを使用してください。施工時の注意事項据付工事■ガス機器から電気機器へ変更する際(ガス給湯機から電気給湯機への取替など)は、事前にガス事業者への連絡が必要になります。■ガス事業者への連絡をせずにガス機器を無断撤去することは法令により規制されておりますのでご注意ください。■地域(H25年次世代省エネ基準1・2・3・4・5・6・7・8地域)や冬期最低外気温により据え付けできる商品が異なりますので、商品仕様表を確認してください。■連続して外気温がマイナス5℃以下となる地域では「寒冷地用」の商品をご使用ください。※最低外気温がマイナス15℃を下回る地域では、貯湯ユニットは屋内に設置してください。(寒冷地向け)■塩害地(海浜地区で潮風が直接当たる場所)や温泉地など特殊な場所では、機器が故障するおそれがありますので、据え付けないでください。(塩害地向け製品を除く)■以下の場所には設置しないでください。●水につかる場所(感電を防ぐ) ●運転音や振動が気になる場所 ●水平でない場所、不安定な場所 ●階段・非常口などの付近で、避難の支障となる場所 ●排水しにくい場所 ●油分の付着しやすい場所(キッチンなど)■貯湯ユニットは原則として屋外据え付けです。室内(機械室)に据え付ける場合は、通気口を設け密閉室にしないでください。■取り換えに必要な開口部や点検に必要な作業スペースを確保してください。■貯湯ユニットの満水時の荷重に耐えられる場所に設置してください。■ヒートポンプユニットは室内に据え付けないでください。■ヒートポンプユニットは水平に据え付けてください。水準器を使用してヒートポンプユニットが前後・左右方向に水平設置されていることを確認してください。傾いているとドレン水が正常に排水されずに水漏れ、水たまり、凍結、機器の故障の原因となります。■ヒートポンプユニットは沸き上げ中および凍結防止運転中に若干の運転音が発生します。また、沸き上げ中は冷風が出ますので、寝室の近くやご近所の迷惑になる場所へは据え付けないでください。■ヒートポンプユニットはテレビ・ラジオのアンテナより3m以上離してください。■無線子機を有する玄関ドアホンや電子レンジなど電波を発する機器の近くにリモコンを設置しないでください。■雨や雪が降ったとき、水たまりができて水につかるような所には据え付けないでください。■積雪地区に据え付ける場合には、貯湯ユニットは小屋がけをして雪がかかるのを防いでください。また、ヒートポンプユニットは置台の上に据え付けるなど、雪が空気吸入口・吹出口から入らないようにしてください。また、屋根をつけて雪が積もらないようにしてください。■この東芝エコキュートは、季節別時間帯別電灯型、時間帯別電灯契約型対応ですが、商品により電力契約メニューが異なりますので、詳しくはお近くの電力会社にご確認ください。配管工事■上水道に直結する場合は当該水道局の条例に基づき、認定水道工事業者が指定された配管材料を使って施工してください。■排水時には、排水口からは約20L/分程度排水されますので、十分排水できる排水工事をしてください。また、屋内に据え付ける場合は、必ず完全な防水・排水工事を施してください。■排水配管には必ず排水トラップを設置してください。排水トラップがないと浄化槽等から下水ガスが逆流して給湯機が著しく腐食し、故障する場合があります。■配管工事時には配管内にゴミ・ほこりが入らないようにしてください。また、新規給水設備(マンション等)からタンクに給水する際は、ゴミ・ほこりが混入する可能性があります。供給水がきれいになっていることを確認してから給水を行ってください。タンク内にゴミ・ほこりが入り、*ストレーナーが目詰まりし、出湯流量が少なくなります。 *ヒートポンプユニットが目詰まりを起こし、沸き上げ不良等の製品故障の原因となります。■新規設置時、配管工時中のゴミ・ほこりがタンク内に入ることがあり、給湯栓から出てくることがあります。この場合は、タンク内の清掃を行っていただき、水がきれいになることを確かめてから使用してください。■架橋ポリエチレン管はメーカーにより耐熱温度が異なりますので、各メーカーにご確認ください。■水道法の水質基準に適合した水道水を使用してください。■給水圧は200kPa(パワフル給湯タイプは300kPa)以上で使用してください。高水圧地区や給水圧500kPaを超える場合は、個別給水用減圧弁を設けてください。■運転中はヒートポンプユニットから結露水が排水されますので、排水工事を行ってください。■ソーラーシステム(太陽熱温水器)には接続しないでください。高温水で機器故障の原因となります。凍結防止工事■近年、寒波の影響で一般地においても凍結による破損事故が多く発生しています。一般地においても保温工事を必ず行ってください。また、引渡しまで通電しない場合は、必ず説明書記載の水抜きを行ってください。■保温工事をしていても周囲温度が0℃以下になると配管内の水は凍結します。一般地区でも機器や配管が凍結破損するおそれがありますので、各配管に凍結防止ヒーターを巻いて加温することをおすすめします。(凍結防止工事は配管工事終了後、接続部の水漏れがないことを十分に確認後、実施してください。)①この製品には、ヒートポンプ配管の凍結防止機能が付いていますが、冬期に製品の電源を切ると凍結防止機能は動作しません。長期不在、断水、製品サービスなどで電源を切るときのために凍結防止ヒーターの設置をおすすめします。②凍結による不具合・故障は保証の対象外です。③凍結防止ヒーターは各配管の根元まで確実に巻いてください。(ただし、ストレーナー・水抜き柱の取りはずしができること。)電気工事■保護アース(接地)工事は、万一の感電事故防止のため、電気設備技術基準および内線規程に基づいて必ず電気工事士によるD種接地工事を行ってください。■ブレーカー(配線用しゃ断器)および電線(ケーブル)の太さは、内線規程に定められたものを使用してください。■引込線取付点とジョイントボックス間のケーブルの太さは、一般負荷と給湯機を見込んだサイズにしてください。また、エコキュート用電源ブレーカー組込みの分電盤より直接配線してください。■電気工事は電気設備基準および内線規程に基づいて、必ず電気工事士が行ってください。■貯湯ユニット内の配線は、リモコンケーブルと電源電線を束ねないでください。通話中異常発生の原因になります。■リモコンを接続しないと動作しませんので、必ずリモコンを接続して使用してください。上記内容および取扱説明書・据付工事説明書の内容を守らなかったために発生した不具合については、保証期間内であっても無償保証の対象外となります。42

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