エコキュートエスティア 2010年10月 第1版
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55■ 東芝エコキュートに関するご注意■ 施工時の注意事項■ 次世代省エネルギー基準の地域区分■地域(次世代省エネ基準Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ・Ⅴ・Ⅵ地域)や冬期最低外気温により据え付けできる商品が異なりますので、商品仕様表を確認してください。■連続して外気温がマイナス5℃以下となる地域では「寒冷地用」の商品をご使用ください。 ■集合住宅および中高層住宅に据え付けする際には、当社までご相談ください。■塩害地(海浜地区で潮風が直接当たる場所)や温泉地など特殊な場所では、機器が故障するおそれがありますので、据え付けないでください。(塩害地向け製品を除く)■以下の場所には設置しないでください。●水につかる場所(感電を防ぐ) ●運転音や振動が気になる場所 ●水平でない場所、不安定な場所 ●階段・非常口などの付近で、避難の支障となる場所 ●排水しにくい場所 ●油分の付着しやすい場所(キッチンなど)■貯湯タンクユニットは原則として屋外据え付けです。室内(機械室)に据え付ける場合は、通気口を設け密閉室にしないでください。■取り換えに必要な開口部や点検に必要な作業スペースを確保してください。■貯湯タンクの満水時の荷重に耐えられる場所に設置してください。■ヒートポンプユニットは室内に据え付けないでください。■ヒートポンプユニットは沸上げ中および凍結防止運転中に若干の運転音が発生します。また、沸上げ中は冷風が出ますので、寝室の近くやご近所の迷惑になる場所へは据え付けないでください。■ヒートポンプユニットはテレビ・ラジオのアンテナより3m以上離してください。■無線子機を有する玄関ドアホンや電子レンジなど電波を発する機器の近くにリモコンを設置しないでください。■運転中はヒートポンプユニットから結露水が排水されますので、排水工事を行ってください。■雨や雪が降ったとき、水たまりができて水につかるような所には据え付けないでください。■積雪地区に据え付ける場合には、貯湯タンクユニットは小屋がけをして雪がかかるのを防いでください。また、ヒートポンプユニットは置台の上に据え付けるなど、雪が空気吸入口・吹出口から入らないようにしてください。また、屋根をつけて雪が積もらないようにしてください。■排水口からは約20L/分程度排水されますので、十分排水できる排水工事をしてください。また、屋内に据え付ける場合は、必ず完全な防水・排水工事を施してください。■排水配管には必ず排水トラップを設置してください。排水トラップがないと浄化槽等から下水ガスが逆流して給湯機が著しく腐食し、故障する場合があります。■配管工事時には配管内にゴミ・ほこりが入らないようにしてください。また、新規給水設備(マンション等)からタンクに給水する際は、ゴミ・ほこりが混入する可能性があります。供給水がきれいになっていることを確認してから給水を行ってください。タンク内にゴミ・ほこりが入り、 *ストレーナーが目詰まりし、出湯流量が少なくなります。 *ヒートポンプユニットが目詰まりを起こし、沸上げ不良等の製品故障の原因となります。■新規設置時、配管工時中のゴミ・ほこりがタンク内に入ることがあり、給湯栓から出てくることがあります。この場合は、タンク内の清掃を行っていただき、水がきれいになることを確かめてから使用してください。■架橋ポリエチレン管はメーカーにより耐熱温度が異なりますので、各メーカーにご確認ください。■水道法の水質基準に適合した水道水を使用してください。■給水圧は200kPa(ウルトラ出湯タイプは300kPa)以上で使用してください。高水圧地区や給水圧500kPaを越える場合は、個別給水用減圧弁を設けてください。■保温工事がしてあっても周囲温度が0℃以下になると配管は凍結しますので、適切な凍結防止工事を行ってください。■ブレーカー(配線用遮断器)および電線(ケーブル)の太さは、内線規程に定められたものを使用してください。■引込線取付点とジョイントボックス間のケーブルの太さは、一般負荷と給湯機を見込んだサイズにしてください。また、エコキュート用電源ブレーカー組込みの分電盤より直接配線してください。■上水道に直結する場合は当該水道局の条例に基づき、認定水道工事業者が指定された配管材料を使って施工してください。■電気工事は電気設備基準および内線規程に基づいて、必ず電気工事士が行ってください。■貯湯タンク内の配線は、リモコンケーブルと電源電線を束ねないでください。通話中異常発生の原因になります。■リモコンを接続しないと動作しませんので、必ずリモコンを接続して使用してください。■シャワー給湯栓には、やけど防止のため、サーモスタット付き湯水混合栓(逆止弁付き)を使用してください。■ソーラーシステム(太陽熱温水器)には接続しないでください。高温水で機器故障の原因となります。■保護アース(接地)工事は、万一の感電事故防止のため、電気設備技術基準および内線規程に基づいて必ず電気工事士によるD種(第3種)接地工事を行ってください。■この東芝エコキュートは、季節別時間帯別電灯型、時間帯別電灯契約型対応ですが、商品により電力契約メニューが異なりますので、詳しくはお近くの電力会社にご確認ください。■ガス機器から電気機器へ変更する際(ガス給湯機から電気給湯機への取替など)は、事前にガス事業者への連絡が必要になります。ガス事業者への連絡をせずに無断撤去することは法令により規制されておりますのでご注意ください。■水質によっては、タンク、減圧弁、逃し弁、熱交換器などの寿命が通常より短くなることがあります。温泉水、地下水、井戸水で使用した場合、通常の寿命は保証しかねます。(不具合などが発生した場合、無償保証はできません。)■タンクに供給する水については以下の内容をお守りください。*水道法に規定された水質基準に適合する水を使用してください。※水質基準内であっても塩素濃度・石灰分・その他不純物の含有、また酸性水質の場合にはタンク・部品の劣化を早め、故障・水漏れの原因となる場合があります。*温泉水・地下水・井戸水は使用しないでください。(不具合などが発生した場合、無償保証はできません。)*マンションの貯水槽において、特に高濃度の塩素が含まれた水を製品に供給すると、タンク・部品の劣化を早め、故障・水漏れの原因となる場合がありますので、規定内の塩素濃度で管理された水を使用してください。*自家浄水システムの処理水を使用しないでください。■冬期などで、お湯の使用量が増えてくると、ヒートポンプユニットの運転音が大きくなります。また、冬季は蒸発器に霜がつくと、除霜運転を行います。この間はタンクへの貯湯運転は行いません。その際、ヒートポンプユニットから湯気が出たり、水が流れ出ますが故障ではありません。■タンク内のお湯は放熱により少しずつ冷めます。■お湯の使用状態や自動保温運転などによって、沸上げ温度は変化します。■沸上げ時間帯に入浴などでお湯を使用した場合、設定湯温まで沸上がらずに翌日の湯量不足の原因になる場合があります。■ヒートポンプ配管からの放熱で沸上げ湯温が低くなる場合があります。■湯水混合栓および浴槽循環口からの出湯温度は、配管からの放熱により、設定温度より低くなります。■給湯用水栓に逆止弁のついていない湯水混合栓を使用した場合や給湯用水栓が故障した場合は、沸上げ中以外に逃し弁より排水される場合があります。■シングルレバー湯水混合栓および手元ストップシャワー、マッサージシャワー等のシャワーヘッドを使用すると、出湯量が少なくなることがあります。■浴槽、シャワー、台所、洗面所などで2ヶ所以上同時にお湯を使用すると、出湯量が少なくなることがあります。■断水時は給湯、お風呂への湯はりができなくなります。■エコキュートは貯湯式給湯機ですので、瞬間式のガス(石油)給湯器よりも勢いは多少弱く感じるかも知れませんが、これは故障ではありません。浴室リモコンを優先にして、給湯温度を高くして手元の混合水栓で適温に設定してシャワーすると、勢いが多少強くなります。また、節水シャワーヘッドに交換していただきますと、勢いも増し更にお湯の節約になります。■エコキュートは貯湯式給湯機ですので、瞬間式のガス(石油)給湯器に比べ、連続して使用できるお湯の量には限りがあります。お湯の使用量が多いご家庭は、大きめのタンク容量の機種をお選びください。■シャワー給湯栓には、やけどを防止するため、サーモスタット付き湯水混合栓(逆止弁付き)等を使用してください。■ウォーターハンマー現象が発生する場合は、水撃防止装置を取り付けてください。■ジェットバスは、フルオートタイプでは、併用時に水位が不安定になる場合がありますので、使用しないでください。■浴槽の循環金具の付近でもぐったりすると、髪の毛が吸い込まれ事故につながるおそれがありますので、ご注意ください。■メインリモコン、シンプルリモコンは、防水タイプではありません。水をかけないでください。故障の原因になります。また、浴槽リモコンは、防水タイプですがなるべく水をかけないでください。故障の原因になります。■落雷があった場合、一時的な過電流で電子部品を損傷することがあります。震災は保証対象外になります。■タンク内を満水にしてから電源を入れてください。タンク内に水がない状態で電源を入れると、故障の原因になります。■タンク内のお湯を排水する場合には排水管が熱で変形しないように、タンク内のお湯を使いきるなど、水になってから排水してください。■入浴剤などについて… 次のような入浴剤は使用しないでください。(機器故障の原因)●生薬(葉、茎、その他固形のもの)●ミルク成分配合 ●発泡系入浴剤 ●異種の入浴剤を同時に混ぜたもの ●浴槽内での石鹸の使用 ●石鹸を浴槽内で泡立てないでください。※硫黄、酸、アルカリを含んだ入浴剤、洗剤は使用しないでください。入浴剤、洗剤を使用するときは注意書きをよく読んで、機器に影響のないものを使用してください。■使用地域の水質によっては、タイルの目地などが薄青くなることがあります。これは、水質に含まれる銅イオンと脂肪酸が反応したもので、人体には無害です。■新しい銅管を使用する場合(銅管の内面が新しい時)浴槽の喫水部分に青い線(付着物)がつくことがあります。この付着物は毒性はなく、全く健康への害はありません。市販の台所の油汚れ専用洗剤をスポンジに付けてこすれば除去できます。(浴室用の洗剤よりもよく落ちます。)通水(通湯)を繰り返すうちに発生しにくくなります。■据付後、製品に同梱してある「据付工事確認書」で据付内容をチェックしてください。ウルトラ出湯タイプは工事説明書にてチェックしてください。■機器を設置した時は必ず電力契約を確認してください。■時間帯別電灯契約の種類によって、時間帯と電気料金単価が異なります。■深夜電力契約では使用できません。■お湯の使用量により、昼間の沸上げが変化し電気料金が高くなる場合があります。■リモコンの設定時刻がずれていると、電気料金が高くなります。■東芝エコキュートの本体保証期間は、お買い上げいただいた日から5年間です。【保証対象】貯湯タンクユニット(消耗部品は2年間です)、ヒートポンプユニット、メインリモコン、浴室リモコン、シンプルリモコン。一般地向機種を、塩害地、寒冷地には据え付けないでください。5年保証の対象外となります。少しでも長くお使いいただくために、取扱説明書の内容に従って定期的なお手入れと日常点検を行ってください。※定期点検については、お求めの販売店・据付工事店・サービス会社または「東芝電気給湯機ご相談センター」にご相談ください。■船舶、車両へ搭載すると、振動や揺れにより機器が故障するおそれがありますので、据付ないでください。■上記内容および取扱説明書・据付工事説明書の内容を守らなかったために発生した不具合については、保証期間内であっても無償保証の対象外となります。■減圧弁、逃し弁、ミキシングバルブ、電磁弁、ポンプ、電動弁、水位センサー、銀イオン発生ユニットは消耗部品です。■少しでも長くお使いいただくために、取扱説明書の内容に従って定期的にお手入れと日常点検を行ってください。■貯湯タンクユニット、ヒートポンプユニット、脚部カバー等の外装(主に端面)に錆が発生することがありますが、異常ではありません。地域区分都道府県名地域区分都道府県名北海道青森県、岩手県、秋田県宮崎県、鹿児島県沖縄県Ⅲ宮城県、山形県、福島県、栃木県、新潟県、長野県Ⅳ茨城県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、富山県、石川県、福井県、山梨県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県尚、同一県内であっても、次世代省エネルギー基準地域区分が異なる場合があります。※最低外気温がマイナス10℃を下回る地域では、貯湯タン クユニットは屋内に設置してください。上記内容および取扱説明書・据付工事説明書の内容を守らなかったために発生した不具合については、保証期間内であっても無償保証の対象外となります。ⅠⅡⅤⅥ

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