換気・送風機総合カタログ2024年版
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技術・設計資料V2)Qtd・[+V213]……………2式)106Reεd51.1129.4313.636012090100風量(m3/h)532150100静圧(Pa)68.45029.435050HZ60HZ10090風量(m3/h)150200静圧(Pa)静圧ー風量特性(50HZ)52.28121実使用時静圧実使用値41.16Pa106m3/h全体の圧力損失実使用点風量(m3/h)風量カタログ表示値減少率162m3/h 23% γ = 1.1985kg/m3 g = 9.807m/s2 Cg'= ■計算結果(2)パイプフード部の圧力損失を求めます。5)換気扇の機種を選定します。以上の計算結果より、必要換気量90m3/hを確保しようとする場合、ダクト配管による全体の圧力損失△Ptは29.43Paとなるので、換気扇は静圧-風量特性より、風量90m3/hにて静圧29.43Pa以上の性能を持つ機種を選びます。機種としてDVF-T14RVを選定した場合、下図のように静圧が確保できることがわかります。前頁の式に条件項目下記を与え、直管部分の圧力損失を求めた時と同じ風量域の圧力損失を計算します。ζ=0.22……P.538付表8「局部損失係数表」より9.807Q(m3/h)V(m/s)2.1233.1854.2466090120エルボ部と同様に圧力損失を計算します。ζ=1.45…P.534〜P.535付表3「ダクト用応用部品の圧力損失早見表」より(パイプフードDV-141LYの場合はP.534)■計算結果Q(m3/h)V=(m/s)60901202.1233.1854.2464)全体の圧カ損失を求めます。全体の圧力損失△Ptは、2)で求めた直管部分の圧力損失△Pt1と3)で求めた局部損失△Pt2、△Pt3を合計したものです。■計算結果風量(m3/h)6090120上記の計算結果より、全体の圧力損失と風量の関係をグラフ化します。次に、選定した機種で、どれだけの性能が得られるかグラフ上で確認します。円形断面丸曲りR/D=1の場合 Pt2(Pa)0.59×2=1.181.34×2=2.682.38×2=4.76 Pt3(Pa)3.928.8215.683.928.8215.684)項で求めた全体の圧力損失のグラフと選定した機種の静圧-風量特性のグラフを重ね合わせて、両曲線の交点の値を読みとります。従って実施例の配管条件ではDVF-T14RVを使用すれば、121m3/hの風量を得られるので、希望の必要換気量90m3/hを満足することができます。またこの場合の圧力損失は52.28Paとなります。6)局部損失を等価円管長さに置き換えて計算する場合(1)エルボ部の局部損失を等価円管長さに換算します。エルボの等価円管長さeは円形断面曲り管R/D=1(ダクト径φ100)なのでe=12d…P. 537付表7「エルボ等の圧力損失早見表」からd=0.1m(ダクト径φ100なので)よってe=1.2m(2)パイプフード部の局部損失を等価円管長さに換算します。パイプフードDV-141LYの等価円管長さeは P. 534〜P. 535付表3「ダクト用応用部品の圧力損失早見表」より e=5.5m(3)直管部分の長さとエルボ部・パイプフード部の等価円管長さの合計を求めます。合計長さtは、 t=1.5+0.5+8(直管部分の長さ)+1.2×2(エルボ部の等価円管長さ)+5.5(パイプフード部の等価円管長さ)=17.9m(4)全体の圧力損失を求めます。11式を用いて、ここで、抵抗係数λは、前述のように次式にて求められますが、概略の平均値として下表に示す値を用いて概略値を求めることもできます。■抵抗係数の概略平均値風量Q(m3/h)60〜300300〜10001000以上直管部分の圧力損失エルボ部の圧力損失Pt1(Pa)8.5317.9330.67Pt2(Pa)1.182.684.76150100静圧(Pa)5050パイプフード部の圧力損失 Pt3(Pa)全体の圧力損失全体の圧力損失 Pt200150Pt(Pa)13.6329.4351.11抵抗係数λ0.0280.0230.018備考ダクト径φ100ダクト径φ150有圧形などγ・Cg■2g△Pt3 = ζv=60×60×A………………………………………4式……………………………6式△Pt = λλ=0.00551+(20000γ・Cg■2g………………………11式基 礎 編(

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