換気・送風機総合カタログ2024年版
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技術・設計資料壁壁5722)取り付けの際のご注意1.海岸近くなど塩害の強い地域で、ステンレス形以外の機種を使用しま1-2 有圧換気扇1)取付方法1.取付枠を下図のように作ってください。(ただし、羽根径が20cm、25cmの機種の取付ボルトはM8をご使用ください)2.取付枠の外形寸法に合わせて壁に穴をあけてください。このとき、天井や壁からの距離にご注意ください。取付枠および取付位置の寸法は機種別に次表のように設定します。※別売品として専用木枠、不燃枠、金枠がありますのでご利用ください。3.取付枠を壁にしっかり埋込みます。4.取付枠に換気扇を確実に固定してください。5.羽根を手で軽く回し異常がないことを確認したうえ電源に接続し、羽根の回転方向が、羽根の矢印方向に合っているか確認してください。すと、早期に錆が発生しますので、使用しないでください。2.換気扇に直接雨があたる所では、別売のフードまたはシャッターを取り付けてください。3.換気扇は手の届かぬように、床より1.8m以上離して取り付けてください。やむを得ず低い位置に取り付ける場合は、必ず保護ガードなどで保護してください。4.換気扇付近の温度が50℃以上になる場所、および-30℃以下の場所には取り付けないでください。モーターが焼損したり、起動しないなどの事故の原因になります。なお、機種により0℃以下で使用しますと、通常回転に上るまでに約2〜5分程かかりますが、故障ではありません。5.同じ部屋に給気と排気の換気扇を付ける場合は、給気風量と排気風量とが同程度になるよう配慮してください。いちじるしく相違するとモーターに過度の負荷がかかり、寿命を短くします。6.有圧換気扇はモーター軸が水平及び垂直(羽根が下もしくは上向き)で使用できますが、羽根径45cm以上の商品を羽根が下向きで取り付ける場合は、モーターの寿命が短くなることがあります。また、必ずモーターの水抜きキャップのいずれかが下側になるように取り付けてください。湿度の高い所でご使用の際は、下側になった水抜きキャップをドライバーかラジオペンチなどの工具により、必ずはずしてください。ただし、ほこりの多い場所で使用するときは水抜きキャップをはずさないでください。7.モーター支えについているアースねじから必ずアースを取り付けてください。とくに湿度の多い場所で使用するときは、漏電ブレーカを設置してください。不完全なまま使用しますと、万一の場合、感電のおそれがあります。8.換気扇は使用限界静圧以内でご使用ください。換気扇を使用限界静圧以上の条件で使用しますと、モーターに過度の負荷がかかり、焼損したり寿命が短くなります。次のような使い方(例)は、風の流れの抵抗をいちじるしく高め、モーターに必要以上の負荷がかかりますのでおやめください。(例)●空気の取入口(または吐出口)が極端にせまい場合。※右図のような場合のすきまは1m以上にしてください。●空気の取入口のない密閉された場所、および何度も曲がったダクトや細くて長いダクトを使用し、使用限界静圧を越える場合。3)シャッターの活用方法●夜間停止時などの風雨やネズミ・害虫の侵入防止にはシャッター(別売)をご使用ください。●シャッターと換気扇を組み合わせて取り付ける場合は、次の要領で行います。1.シャッターを取付枠の取付ボルトに通します。2.さらに、換気扇をシャッター同様、取付ボルトに通します。3.座金を取付ボルトに通し、ナットで確実に締付けてください。1.シャッターは換気扇本体に直付けして垂直に取り付けてください。〈シャッター取付方法〉2.風量調節する場合は、風圧式シャッターを取り付けないでください。また、電動式シャッターの電源は必ず別に設けてください。モーター水抜キャップボルト(M10×85mm)取付枠天井間隔C以上内寸A間隔C以上幅B地面すきまフード●アンカーボルト使用の場合座金六角ナット( 10用)外枠アンカーボルト荷物フード〈機種別取付位置の設定〉形名204SNX1254SNX1・254TNX1VP-304SNX1・306SNX1304TNX1・306TNX1354SNXA1・354SNXB1・354TNX1406SNX1・416SNX1・424SNX1408SNX1・406TNX1・416TNX1424TNX1・444TNX1454SNX1・456SNX1・454TNX1・456TNX1526TN1・546TN1・574TN1646TN1・676TN1寸法羽根径(cm)内寸A幅B間隔C2025260角305角30355角35405角40455角455060555角655角●アングル使用の場合座金六角ボルト( 10用)アングル天井1.8m以上床5055座金六角ナット( 10用)外枠■ナット■座金■換気扇■シャッター■取付穴■取付枠■取付ボルト施 工 編

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