東芝換気・送風機 設計・工事専門家用 2010年
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566施 工 編2. 加湿量算出方法加湿量=定格加湿量×A×B■風量補正線図■加湿量補正係数と乾球温度と湿球温度の差加湿器入口空気温度=室外空気温度+熱交換率×(室内空気温度-室外空気温度)。加湿器入口空気エンタルピー=室外空気エンタルピー+エンタルピー交換率×(室内空気エンタルピー-室外空気エンタルピー)。この式より求めた、加湿器入口空気温度と加湿器入口空気エンタルピーにより加湿器入口空気の湿球温度を求めます。 ※熱交換率、エンタルピー交換率は特性表に記載してあります。・「加湿量補正係数B」が1となる「加湿器入口の乾球温度と湿球温度の差C」は、風量タイプによって異なります。VNK-150SS2、VNK-M150SS2の場合C(1) 運転中のみ電磁弁を「開」切換可能とします。(2) 常時外気温度(TOA)を判定し、外気温度(TOA)15℃以下の場合のみ電磁弁を「開」可能とし、15℃以上を感知した時点で「閉」とします。(3) 外部信号入力制御で接点が「閉」状態のとき「開」可能とします。ただし、工場出荷時は短絡して出荷しています。(4) 運転を停止した場合は、スイッチ操作にかかわらず電磁弁を「閉」にします。●加湿器への給水の汚染や外気の成分によっては、加湿器より異臭が発生する場合があります。●加湿器への給水は健康衛生上きれいな水(市水、上水)を必ず使用してください。●加湿器使用前(初使用および加湿シーズン前)には必ず、加湿器からキャピラリチューブを外し、給水がきれいな水になるまでドレンパンへ直接流してください。3. 加湿効果4. 加湿器異臭防止について5. 加湿制御(マイコンタイプ)室内空気条件をRA、室外空気条件をOAとし、上記計算式より加湿器入口空気条件を求めます。この加湿器入口空気条件を等湿球温度線上にて推移させた線※と、加湿器入口空気条件に上記で求めた加湿量を加えた線との交点が給気空気条件(SA)となります。OAとSAの絶対湿度の差が加湿効果となります。※空気条件は、自然蒸発加湿の場合、常温ではほぼ等湿球温度線上を推移します。乾球温度等湿球温度線絶対湿度風量タイプ1502503505006508001,000C6.56.56.76.96.96.46.4

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