東芝換気・送風機 設計・工事専門家用 2010年
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582施 工 編■取付位置●取付高さはガスレンジの真上80cm以上にしてください。高すぎると、煙その他捕集効果が低下します。また低すぎると、台所仕事のさまたげになったり、高熱による故障の原因にもなります。●ガス湯沸器の真上には取り付けないでください。湯沸器とレンジフードファンは横方向で約50cm以上離して取り付けてください。●換気扇付近の温度が60℃以上になる場所には取り付けないでください。高温にさらされますと、本体部分に異常を生じることがあります。運転時の基準周囲温度は40℃以下です。●レンジフードファンの幅はガスレンジの幅と同寸、またはそれ以上のものをご使用ください。●指定の寸法に取り付けできない時や、とくに煙のよく出る料理が多い家庭ではできるだけレンジフードファンの周囲をフード状にしたり、補助の板(不燃材料)で囲むなどの工夫をしてください。●効率よく換気させるため、排気口面積よりも大きい空気の取入口を換気扇からなるべく離して設けてください。●料理の種類によっては、極端に多くの煙が発生すると捕集しきれないことがあります。台所の全体換気のために、他の換気扇と併用していただければより優れた換気ができます。換気扇を取り付ける場合、その換気扇による空気の排出量と同量の空気を取入口から導入する必要があります。高層住宅など、気密性の高い部屋の場合はとくに空気の取入口には充分配慮してください。■取入口の位置空気の取入口は、換気扇からできるだけ遠くに設けるほどよく換気します。換気扇の近くに設けると、ショートサーキットして効率が悪くなります。レンジフードの場合は、空気取入口をガスレンジのそばに設けると、取入口から入ってくる空気の勢いでレンジから発生する煙が室内に流されてきます。この製品は、給気電動シャッターとの電気工事を容易にするために、3Pアースプラグを採用した給気電動シャッタ一連動形レンジフードファンです。同時に誤配線対策用としてスイッチ保護用電流ヒューズ(0.5A)を追加していますので、据付けのときコンセント側の配線が指定通りか必ず点検してください。指定以外の配線では正常に作動せず、前板内部のヒューズが切れることがあります。コンセント側を指定配線に合せてからヒューズを交換してください。(1) 差込みプラグは左図のようになっておりますので、電気工事は指定配線図のように配線してください。(2) 工事がおわりましたら、つぎのことを確認してください。●レンジフードファンの差込みプラグをコンセントに差し込み、押ボタンで「強」「中」または「弱」にした時、給気電動シャッターおよびレンジフードファンが正常に動作すること。●押ボタンで停止したとき、レンジフードファンが停止し、給気電動シャッターが閉じること。●異常な振動や騒音がないこと。●押ボタンの「ランプ」を押したとき押ボタンの「強」「中」または「弱」に関係なくランプがつくこと。①ご注意②給気電動シャッターとの接続5.レンジフードファン1取付時の注意点3給気電動シャッター連動タイプの電気工事2台所の理想的な換気方法レンジフードファンガスレンジ80cm(電圧側線)レンジフード(赤)共通(白)(接地側線)アース(緑)シャッター電源(黒)3Pアースプラグ(指定配線図)(電圧側線)(接地側線)(シャッター電源)コンセント(表面より見る)給気電動シャッターAC100V全体換気はダクト用換気扇あるいは一般換気扇で換気します。局所換気は料理時の熱気や煙を直接排気します。空気取入口

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