東芝換気・送風機 設計・工事専門家用 2012年
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512機種選定は設計した(どの機器、部材をどんな配管で行うか建築図面に配置)換気設備の圧力損失と必要換気量を考慮して選定します。 換気扇の持っている「静圧̶風量特性」曲線(「P̶Qカーブ」とも呼ばれています)と部材、配管による圧力損失特性曲線を組み合わせた交点より実際の換気風量(有効換気量)が求められます。この換気風量(有効換気風量)で必要換気量を満足できる機種を選定します。①建材 による措置第1、第2種建築材料は使用しない。第3種(F☆☆☆)、規制対象外建築材料(F☆☆☆☆)を使用する。2)共同住宅の天井裏等 外壁、界壁、床スラブ等の躯体と内装材との間に空間がある場合、その部分も天井裏等の範囲に含まれることに注意が必要である。②気密層・ 通気止め による措置内壁面や天井裏などに気密層や通気止めを設ける。次の①~③の3つの対策のうち、いずれかを施します。1)戸建て住宅の天井裏等天井裏等の対策の例(戸建住宅)天井裏等の対策の例(共同住宅)気密層はあるが間仕切壁の通気止めがない場合静圧(Pa)全体の圧力損失実使用時の風量換気扇の静圧風量特性実使用時の圧力損失風量(m3/h)対策Ⅲ,天井裏などの対策対象となる場所は 天井裏 小屋裏 床 裏物 置 押入れ  などです。※ただし、物置・押入れなどの収納スペースが換気設計上、給気経路となる 場合は物置・押入れなどは居室とみなされ、【対策Ⅰ・Ⅱ】が必要です。 天井裏なども換気できるようにする。居室が天井裏より負圧になるとホルムアルデヒドが居室に侵入してくるので、負圧にならないよう給気量を排気量より多くしたり、天井裏にも別に排気機を設けたりする。③換気設備 による措置天井裏など給気量>排気量給気機排気機天井裏からも排気給気機排気機天井裏からも排気自然給気口排気機天井裏にも排気機を設ける自然給気口排気機4. 機械換気設備に使用する換気扇の機種選定方法法 規 編

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