東芝換気・送風機 設計・工事専門家用 2014年
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498基 礎 編 表3ー5 必要換気回数の目安 室   名 換気回数(回/h) 便所・洗面室 5~15 ロッカー室・更衣室 5 書庫・倉庫・物品庫 5 暗   室 10 コピー室、印刷室 10 映 写 室 10 配 膳 室 8 シャワー室 5 浴   室 5 脱 衣 室 5 食 品 庫 5 厨芥置場 15「建築設備設計基準」(社)公共建築協会より[計算例]●場所 :浴室●必要換気回数(回/h) :5回/h(表3-5より)●部屋の広さ :4.5畳(≒7.4m2)●天井高さ :2.4m 必要換気量=7.4×2.4×5=88.8m3/h[計算例]下記の条件で室温40℃に保つための必要換気量を求めます。 発熱量=設備容量×力率×3%    =1,000×0.95×0.03    =28.5kWti=40℃ to=30℃ Q:必要換気量(m3/h) M:ガス発生量(kg/hまたはm3/h) Pi:室内空気中のガス濃度(kg/m3またはm3/m3) Po:導入空気中のガス濃度(kg/m3またはm3/m3)〈注〉Mがkg/hのときはPi、Poもkg/m3を用いる「建築設備ポケットブック」より ・設備容量1,000kVA ・外気温30℃ ・負荷側の力率0.95 ・変圧器内の発熱は全部室内に放出 ・変圧器発熱能力3% ・変圧器…油入自冷式2. 部屋の必要換気回数から求める方法4. 室内にガス(kg/h、またはm3/h)の発生(水蒸気の発生も同じ)がある場合の求める方法5.住宅における必要換気量の目安3. 室内に発熱量(kW)がある場合の求める方法 必要換気量(m3/h) =毎時必要換気回数(回/h)×部屋の容量(m3)汚染源の種類が多様で、汚染発生量が定めにくい場合があります。このような場合、必要換気量を必要換気回数を用いて求めます。変圧器やモーターなどの発熱体のある場合は熱量より必要換気量を算出しますQ:必要換気量(m3/h)H:発熱量(kW)γ:空気比重量  (1.1985kg/m3)Cp:空気比熱   1.005(KJ/kg・k)ti:室温(℃)to:外気温(℃)Q=3,600×Hγ・Cp(ti-to)Q=MPi-PoQ=3,600×28.51.1985×1.005(40-30) (優良住宅部品の認定基準風量規格仕様)住宅における各部屋の必要換気量の目安として、優良住宅部品の風量規格値などが概略の参考として考えることができます。1)優良住宅部品の風量規格値2)気密住宅における必要換気量の目安■ セントラル方式の機械換気設備を設置している気密住宅における必要換気量の目安家全体の換気量:0.5回/h室別の排気量室別の導入外気量室の種類使用時常時(最少)台所・ガス熱源(フード付)・電気浴室便所洗面所洗濯所居間・食堂寝室・地下室(納戸)20m3/h・人20m3/h30KQまたは300m3/hの大となる方(K:理論廃ガス量、Q:燃料消費量)300m3/h100m3/h40m3/h60m3/h60m3/h60m3/h60m3/h40(20)m3/h20m3/h20m3/h20m3/h住宅・建築 省エネルギー機構「住宅の新省エネルギー基準と指針」より=8,518m3/h■台所用ファン(遠心送風機型) 適用:レンジフードファン、ダクト用換気扇対象レンジ用フードファン・ダクト用ファン項目I型II型III型Ⅳ型風量・静圧強50Pa-300~390m3/h70Pa-300~390m3/h100Pa-420~546m3/h130Pa-420~546m3/h中30Pa-200~280m3/h40Pa-200~280m3/h40Pa-200~350m3/h50Pa-250~400m3/h弱20Pa-100~180m3/h30Pa-100~180m3/h■台所用ファン(プロペラ型) 適用:一般換気扇対象15型20型25型項目風量・静圧強0Pa-390m3/h20Pa-240m3/h50Pa-0m3/h0Pa-570m3/h20Pa-300m3/h50Pa-0m3/h0Pa-840m3/h20Pa-540m3/h50Pa-0m3/h強の風量は上記3点を結んだ線以上の特性とする。弱20Pa-150~200m3/h■サニタリー用ファン 適用:ダクト用換気扇、パイプ用ファン対象浴室用便所用多室用I型II型III型I型II型2室用3室用項目I型II型III型風量・静圧強30Pa-50m3/h以上50Pa-90m3/h以上70Pa-90m3/h以上30Pa-20m3/h以上40Pa-20m3/h以上30Pa-70m3/h以上70Pa-70m3/h以上70Pa-110m3/h以上90Pa-160m3/h以上

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