東芝換気・送風機 設計・工事専門家用 2016年度版
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603施 工 編10故障診断 TCC-LINK制御確認と点検全熱交換ユニットに不具合が発生した場合、リモコン表示部に点検コードと全熱交換ユニットのユニットNoが表示されます。点検コードは、運転中にのみ表示されます。表示が消えてしまった場合は、次項の『故障履歴の確認』に従って操作し確認してください。※全熱交換ユニットのユニットNo.は31-○○です。点検コード不具合が発生している全熱交換ユニットのユニットNo故障履歴の確認全熱交換ユニットに故障が発生した場合、以下の手順で故障履歴を確認できます。(故障履歴は4つまでメモリされます)運転および停止状態のどちらからでも確認できます。手順作業内容①「セット」+「点検」ボタンを4秒以上同時に押すと、しばらくして表示部が図のように表示されます。表示部に【チェック】が表示されると、故障履歴モードに入ったことを示します。・項目コードに、【01:故障履歴の順番】が表示されます。・点検に【点検コード】が表示されます。・ユニットNoに【不具合が発生している全熱交換ユニットのユニットNo】が表示されます。※全熱交換ユニットのユニットNo.は31-○○です。②温度設定の「▲/▼」ボタンを押すごとに、メモリされている故障履歴が順番に表示されます。項目コードは、項目コード【01】(最新)…→項目コード【04】(一番古い)を示します。お願い「取消」ボタンを押すと、全熱交換ユニットの故障履 ●歴が全て消去されますので、押さないでください。③確認ができたら「点検」ボタンを押して通常表示に戻ります。点検の方法リモコン(ワイヤードリモコン、集中コントローラー)には、点検コードを表示するための液晶ディスプレイ(リモコン)が設けられており、これによって運転状況がわかります。この自己診断機能を用いて、全熱交換ユニットの故障箇所の判定を行う方法を以下に示します。点検コード一覧下表に、点検コードの一覧を示します。下表から点検内容を確認してください。点検コード点検コード名判定機器点検コード点検コード名判定機器E01室内ーリモコン間通信異常(リモコン側検出)リモコンF29室内その他の異常室内E02リモコン送信異常リモコンL03室内親重複室内E03室内ーリモコン間通信異常(室内側検出)室内L08室内グループ/アドレス未設定室内・I/FE08室内アドレス重複室内・I/FL09室内能力未設定室内E09リモコン親重複リモコンL20集中管理アドレス重複室内E18室内親子間通信異常室内L21200V誤印加全熱交換ユニットF17室外吸込TOAセンサー異常全熱交換ユニットP31他の室内異常(グループ子機異常)室内F18室内吸込TRAセンサー異常全熱交換ユニット※判定機器の室内は全熱交換ユニット、エアコン室内機です。※L21は100V機種に200V誤印加した場合のみです。②①③

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