東芝換気・送風機 設計・工事専門家用 2017年度版
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549法 規 編  ②  ①の有効相当隙間面積については、イ④に掲げるところによることができる。  ③  ①の自然給排気口は、設計施工指針5(2)イ(ハ)及び(ニ)に掲げる基準に適合しており、かつ、各居室の出入り口のドアにアンダーカットを設け、又はこれと同等の通気のための措置を講ずること。  ④  ①の有効開口面積は、開口部の両側の圧力差が9.8Paのときの開口部を通過する風量(日本工業規格A1431に定める試験方法により確かめられたものとする。)に0.7を乗じたもの又は室内側の実開口面積の4分の1とする。  ⑤  ①にかかわらず、地域区分がⅠ又はⅡである地域において、有効相当隙間面積が2cm2/m2以下の住宅に排気塔(頂部が最上階(階数1の住宅にあっては1階)の床面から4.5m以上の高さにあり、すべての有効開口面積に占める排気塔の有効開口面積の割合が3分の1以上であるものに限る。)を用いて換気を行う場合にあっては、すべての有効開口面積が2cm2/m2(階数1の住宅にあっては4cm2/m2)以上とすることができる。  ハ  その他     イ及びロに掲げる基準のいずれにも適合していないこと。(1)適用範囲 一戸建ての住宅及び共同住宅等について適用する。(2)基本原則  イ 評価事項     この性能表示事項において評価すべきものは、評価対象住戸の台所、浴室及び便所において、室内空気中の汚染物質及び湿気を屋外に除去する設備が設けられていること。(3)評価基準   評価対象住戸の台所、浴室及び便所において、次に掲げる設備の有無によること。  イ 機械換気設備  ロ 換気のできる窓  ロ  一定の換気量を確保するための常時の自然換気 次に掲げる基準に適合していること。  ① 評価対象住戸内に2以上の階を有し、次の表の(い)項に掲げる地域区分及び(ろ)項に掲げる有効相当隙間面積の区分に応じ、有効開口面積の合計が(は)項の値となる自然給排気口が設置されていること。ダクト種別曲がり係数K表1表2表3硬質ダクトアルミ製フレキシブルダクト塩化ビニル製フレキシブルダクトダクト種別摩擦係数r硬質ダクトアルミ製フレキシブルダクト塩化ビニル製フレキシブルダクトダクト径(mm)制限風量QL504275951001701252651503802006807.3320.016.70.030.050.08    (い)地域Ⅰ及びⅡⅢ、Ⅳ、Ⅴ及びⅥ(ろ)5超2を超え5以下2以下7超5を超え7以下2を超え5以下2以下(は)-2以上4以上-2以上4以上6以上有効相当隙間面積(単位 cm2/m2)有効開口面積(単位 cm2/m2)2. 局所換気設備れかの式によって算出すること。 a  Pr=ζO・PVO(QO/QSO)2+ζI・PVI・(QI/QSI)2+     Σ(λi・Li/Di+ζBi)・PVi・(Qi/QSi)2 この式において、ζO、ζI、λ、D、L、ζB、Pv、Q、QSは、それぞれ次の数値を表すものとする。 ζO : 外部の端末換気口の圧力損失係数 ζI : 室内の端末換気口の圧力損失係数 λ : ダクトの摩擦係数 D : ダクトの直径(単位 m) L : ダクトの長さ(単位 m) ζB : 曲り等局部の圧力損失係数の検証単位における合計 Pv : ダクト径に対応して定める基準動圧(単位 Pa) Q : 検証単位の必要風量(単位 m3/h) QS : ダクト径、端末換気口の接続径に対応する基準風量(単位 m3/h) この場合において、添字Oは外部の端末換気口を、Iは室内の端末換気口を、iは最長経路のダクトを曲がり及び分岐ごとに分割した検証単位を示すものとする。 b  Pr=21.8(4.5+(L/D+m・K)・r)・(Q/QL)2 ただし、すべての経路における風量がQL以下であること、Qが0.4QL以上かつ0.6QL以下であること、外部の端末換気口及び室内の端末換気口の圧力損失係数の和が4.5を超えないこと及びダクトの摩擦係数が0.1を超えないことが確かめられた場合に限り、この式を用いることができるものとする。  この式において、L、D、m、K、r、Q、QLは、それぞれ次の数値を表すものとする。 L : 経路の長さ(単位 m) D : 最小径の部分の径(単位 m) m : 曲がりと分岐の総数(単位 個) K : 曲がり係数(表1の上欄に掲げるダクトの種別に応じ、それぞれ下欄に掲げるものとする。) r : 摩擦係数(表2の上欄に掲げるダクトの種別に応じ、それぞれ下欄に掲げるものとする。) Q : 当該経路で最小径の部分の風量の最大値(単位 m3/h) QL : 制限風量(表3の上欄に掲げるダクト径に応じ、それぞれ下欄に掲げるものとする。)

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