換気・送風機 設計・工事専門家用 2020年4月
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業務用・全熱交換ユニット天井埋込形天吊カセット形基本形・標準タイプ基本形・マイコンタイプ直膨コイル付基本形・標準タイプ本体設置条件-10℃~+40℃ 相対湿度80%以下-10℃~+40℃ 相対湿度80%以下+5℃~+40℃ 相対湿度80%以下-10℃~+40℃ 相対湿度80%以下室外吸込(OA)空気条件-10℃~+40℃ 相対湿度80%以下-15℃~+40℃ 相対湿度80%以下-15℃~+40℃ 相対湿度80%以下-10℃~+40℃ 相対湿度80%以下室内吸込(RA)空気条件+5℃~+40℃ 相対湿度80%以下+5℃~+40℃ 相対湿度80%以下+5℃~+40℃ 相対湿度80%以下+5℃~+40℃ 相対湿度80%以下●屋外環境に虫が存在する場合は、室外吸込(OA)であるパイプフードから本体内部に虫が吸引されます。本体の室外吸込(OA)側にはフィルターを標準装備しておりますが、小さい虫はフィルターでは捕集しきれず、給気(SA)から室内へ入る場合があります。虫が多い環境や虫が集まりやすい照明光近くに室外吸込(OA)がある場合でのご使用に際しては、高性能フィルター(別売品)の併用をお勧めします。マイコンタイプの場合は、「普通換気」でご使用中に停止させた場合(停電による停止など未通電状態を除く)には、ダンパーが自動的に「全熱換気」の状態に戻るようになっており、高性能フィルター(別売品)の併用により小さな虫の侵入を抑制することができます。しかしながら、極小な虫については完全に侵入を防止することは困難であり、設計段階でのフィルターボックス(お客様調達)など本格的な虫侵入対策のご検討をお願いします。その他のタイプについては、「普通換気」でご使用の場合、いったん「全熱交換換気」に切り換えし、30秒以上経過後に製品停止としてください。●室外側ダクト(OA,EA)2本には、結露防止のため必ず断熱材(材質:グラスウール、厚み25mm以上)を巻き付け、室外側へ下り勾配をつけてください。●夏期冷房時、全熱交換ユニット本体が設置される雰囲気温度が高温になると予想される場合は、結露防止のため室内側ダクト(RA,SA)配管にも断熱材の巻き付けをお勧めします。●霧などの高湿度空気(相対湿度80%以上)を吸い込むと本体から結露水が滴下する場合があります。霧などの高湿度空気が発生している時は、一時的に全熱交換ユニットの運転を停止してください。※このような条件が想定される場合、24時間換気運転、ナイトパージ運転の設定は控えてください。 (マイコンタイプ、直膨コイル付タイプ)の運転を停止させるシステム提案(お客様調達)については、当社「東芝換気扇お問い合わせ窓口」にご相談ください。※本システム提案の場合、空調機との連動制御システムは不可となります。※VN-*YS、VNC-*YSシリーズは(相対湿度85%以上)になります。●寒冷地域などでは使用環境条件範囲内で使用する場合でも、外気環境条件と天井裏の温湿度条件によって本体表面およびダクト接続部が結露や結霜するおそれがあります。このような状態になる場合は断熱材重ね貼りの追加工事を行ってください。●結露水が滴下した場合に被害が拡大するような場所(濡れて困るものの上)に製品を設置しないでください。外気や設置場所の温湿度条件により製品から露が落ちる場合があります。●右図に示すように、高温側吸込空気条件A、低温側吸込空気条件B を空気線図上にプロットし、高温側空気A が全熱交換ユニットにより熱交換されて、C 点のように飽和曲線をはみ出す空気条件となる場合には、全熱交換ユニットの内部や熱交換素子に結露あるいは結霜が生じます。このような場合にはC 点が飽和曲線より内側のC’点になるように低温側空気B をB’まで加熱してから使用してください。●霧が発生する場所、寒冷地、外風の強い場所や建物内が負圧となる環境では、運転停止中に高湿度空気が製品に侵入し、結露水が機外に滴下する場合があります。このような環境でご使用になる場合は中間取付形電動シャッターを設置してください。※VN-*YS、VNC-*YSシリーズは外風侵入防止シャッターを内蔵しているため、中間取付形電動シャッターの設置は必要はありません。※VN-*YSシリーズは相対湿度85%以下※VNC-*YSシリーズは相対湿度85%以下分類室内条件室外条件運転状態試験時間乾球温度湿球温度(相対湿度)乾球温度湿球温度(相対湿度)夏季冷房条件22℃17℃61%35℃29℃64%運転6h冬季暖房条件20℃14℃51%-5℃--運転6h冬季暖房条件20℃14℃51%-15℃--停止6h●当社業務用・全熱交換ユニットは、JIS B 8628全熱交換器附属書5(規定)露付き試験方法を元に下記試験条件にて本体より結露水が滴下しないことを確認しております。下記表以上の厳しい条件でご使用になられた場合には、上記1.の使用条件範囲内でも、本体より結露水が滴下することがあります。2.結露・結霜について(全タイプ)3.虫の侵入対策について1.使用条件について業務用・全熱交換ユニット使用条件・結露・虫侵入対策について333

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