換気・送風機 設計・工事専門家用 2020年4月
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550施 工 編4.業務用・全熱交換ユニット本  体: VN-M150HS1、VN-M250HS1、VN-M350HS1、VN-M500HS1、VN-M650HS1、VN-M800HS1、VN-M1000HS1、 VN-M150HT1、VN-M250HT1、VN-M350HT1、VN-M500HT1、VN-M650HT1、VN-M800HT1、VN-M1000HT1リモコン:NRC-01H別売部品:NF-35H、NF-65H、NF-100H、NF-35HC、NF-65HC、NF-100HC、NRB-1H天井埋込形(基本形マイコンタイプ)TCC-LINK制御1. 使用条件について対象機種3. メンテナンスについて4. 騒音について5. 普通換気について本体設置条件: -10℃~ +40℃相対湿度80%以下室外吸込(OA)空気条件: -15℃~ +40℃相対湿度80%以下室内吸込(RA)空気条件: +5℃~ +40℃相対湿度80%以下全熱交換ユニットに直接炎が当たる恐れのある場所には絶対に取り付けないでください。上記使用環境外の雰囲気で長時間使用すると樹脂部分の変質・変形や故障の原因になりますので十分ご注意ください。2. 据え付けについて■湯沸器の近くなどには取り付けないでください。■ 厨房室や風呂場、温水プール、空調栽培室などには使用しないでください。油煙の多い場所で使用されますと、フィルターや熱交換素子が目詰まりを起こし、使用不能になる場合があります。また、湿気の多い場所で使用されますと、本体内から結露水が滴下することがあります。・ メンテナンス方法は、商品に付属しております取扱説明書をご覧ください。・ メンテナンスが実施できるよう天井の指定位置に必ず点検口を設けてください。・ 本体の点検蓋を外して、メンテナンスが実施できるよう、点検蓋の前に障害物(天吊ボルト等)を配置しないでください。1) 熱交換素子2年に1~2回お掃除してください。掃除機のノズルで熱交換素子の表面のゴミやホコリを吸い取ってください。絶対に水洗いしないでください。2) フィルター(標準装備)年に1~2回お掃除してください。熱交換素子の汚れ、目詰まり防止のためフィルターを必ず装着してご使用ください。軽く手ではたくか掃除機でゴミやホコリを吸い取ってください。汚れがひどいときは、台所用洗剤(中性)を溶かしたぬるま湯に浸して押し洗いして、よく乾かしてください。3) 高性能フィルター(別売部品)使用環境により異なりますが、寿命は2500時間です。寿命を超えましたら新品と交換してください。水洗いしないでください。・ 表示値は無響音室で測定した値です。実際に据付した状態では反響等の影響を受け、表示値よりも高くなります。・ 静かなところで使用される場合には、市販の消音ダクト等により消音対策を実施してください。・主に春秋の中間期に使用します。冬季、室内を暖房しているとき「普通換気」で運転しますと、本体に結露を生じ、天井等を汚す原因となることがあります。・「自動換気」・「普通換気」のとき、外気温度が約15℃以下になると、本体の結露防止のため設定した換気モードにかかわらず自動的に「全熱換気」運転になります。※リモコンの表示は設定した換気モードのままです。・ 寒冷地・外風の強い場所では、運転停止時に屋外の空気(冷気等)が侵入することがあります。外風侵入防止対策として、当社別売部品、中間取付形電動シャッターの併用をおすすめします。・ 天地逆取付について 天井埋込形(直膨コイル付き)、天吊カセット形を除き、天地逆取付が可能です。斜め設置は不可です。東芝キヤリア1. 換気モード制御1制御概要 TCC-LINK制御全熱交換ユニット単独システムおよび空調連動システム①換気モード制御・全熱交単独システムか空調連動システムで自動換気モード制御方法が異なります。・自動換気/全熱換気/普通換気の3モードがあります。②リモコンレス、RBC-AMT32リモコン対応・DN設定の項目コード[EA]により換気モード変更可能③普通換気モード制御・OAが約15℃以下の場合は、結露防止のため自動的に全熱換気運転となります。  (詳細は、寒冷地制御の項参照)・リモコン表示は実運転状態の換気モードによらず普通換気のままです。 ・普通換気モードの運転開始時は、停止前状態が全熱換気状態(寒冷地制御)の場合は3分間全熱換気状態にて維持します。(1)全熱交換ユニット単独システム①自動換気モード制御・ TOA,TRAセンサーによりゾーン判定(3ゾーン)します。冷房ゾーン、送風ゾーン、暖房ゾーン ・冷房ゾーン、暖房ゾーンにおいて自動換気制御を行います。・送風ゾーンは全熱換気固定です。・自動換気モードの開始時5分は、全熱換気状態を維持します。・ リモコン表示は実運転の換気モードによらず自動換気のままです。②各ゾーンの判定条件:[冷房ゾーン] OA≧24℃またはOA≧20℃かつRA≧24℃ [送風ゾーン]20℃≦OA<24℃かつ20℃≦RA<24℃[暖房ゾーン] 冷房ゾーン、送風ゾーン以外の温度範囲   ③自動換気モード制御時の普通換気条件:[冷房ゾーン] RA≧26℃ かつ OA≧22℃ かつ RA≧OA+3℃ [暖房ゾーン] RA≦18℃ かつ 約15℃≦OA≦22℃ かつ OA≧RA+3℃・運転開始時に不定領域にあると全熱換気。運転中にこの領域に移動した場合は前の状態を保持します。481216202428328121620242832RA:室内温度(℃)OA:室外温度(℃)暖房ゾーン冷房ゾーン全熱換気全熱換気送風ゾーン普通換気普通換気全熱換気不定領域不定領域全熱交単独運転時の自動換気モード制御

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