フロン排出抑制法管理者向けマニュアル 2016年2月
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11報告対象者(特定漏えい者)算定漏えい量報告の対象は、年間の算定漏えい量が1,000t-CO2以上の者です。フロン類算定漏えい量の報告算定漏えい量の報告についてフロン漏えい量とは?機器整備時におけるフロン類の充填及び回収の委託ここで、1,000t-CO2とは、フロン類の量を、同じ温室効果をもたらす二酸化炭素の量に換算したものです。(例えば冷媒がR-410Aの場合、GWPは2,090であるため、約500kgが1,000t-CO2となります。)機器整備の際に、全量回収を行い、再充填を行った場合、充填量から整備時回収量を差し引いた量が漏えい量となります。通知公表事業所管大臣環境・経済産業大臣フロン漏えい量=Σー×GWP6.27t-CO2 = [ 11.5 ー 8.5 ] × 2,090フロン算定漏えい量の計算方法(計算例)東芝キヤリア製 設備用パッケージエアコン1台の場合冷媒フロン類充填・回収証明書算定漏えい量の報告充填証明書回収証明書第一種特定製品の管理者第一種特定製品の整備者第一種フロン類充填回収業者フロン追加充填量整備時回収量55GWPとは? 冷媒番号区分 GWP R22 1,810 R410A 2,090 R407C 1,770 冷媒番号区分 GWP R134a 1,430 R404A 3,920 R32 675地球温暖化係数(GWP:Global Warming Potential) とは、二酸化炭素を基準にして、ほかの温室効果ガスがどれだけ温暖化する能力があるか表した数字のことです。年間算定漏えい量が1,000t-CO2以上の場合※管理者が自ら、第一種フロン類充填・回収業者の登録を受けている場合は自ら充填することも可能です。30日以内に充填証明書/回収証明書を交付充填・回収の委託整備の発注管理者情報の通知自社所有の機器であっても自ら充填することはできません。※改正により登録された充填・回収業者に委託することが義務になりました。フロン類の回収・充填を実施した場合は、充填・回収証明書の交付を受け、点検整備記録簿に記録して下さい。報告算定漏えい量の考え方(事業者ごとに集計)サンプル漏えい量充填量事業所事業所事業所事業者事業者

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